篠原涼子主演ドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)の初回放送が延期になったことで、同局は4月15日、2007年に放送された同ドラマを「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」として放送。平均視聴率は10.5%だった。
同ドラマは、派遣社員にスポットを当てたお仕事もの。時給3000円を要求する大前春子(篠原)は、重機の免許や助産師の資格などいくつもの資格を持つ特Aクラスのスーパー派遣社員。しかも契約条件は、契約延長、担当セクション以外の仕事、休日出勤、残業はすべて「いたしません」と言い切るが「お時給の分はしっかり働かせていただきます」が決め文句。第1シリーズの平均視聴率は20.2%。最終話の平均視聴率は26.0%を叩き出した大ヒット作だ。
この再放送に視聴者の第一声は「みんな若い!」と驚きの声。続けて、契約条件が読み上げられるごとに「致しません」と大前が発するシーンでは「致しませんって‥‥大門先生?」「致しません! ドクターXみたいだね」など、人気医療ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)を想起させたようだ。
「『ドクターX』の人気が高まってきたころから『ハケンの品格』に似ていると話題になりました。『ハケンの品格』の脚本は中園ミホで、『ドクターX』の脚本も携わっています。ドラマ冒頭のナレーションも、どちらも田口トモロヲ。つまり『ハケンの品格』は『ドクターX』の本家とも言える作品なんです」(テレビ誌ライター)
コロナ禍によりスタート日は未定だが、「ドクターX」のように大ヒットとなるか、注目が集まる。