話題沸騰の「アベノマスク」が配送開始となって、「届いた」「まだ届いてない」「これは子ども用?」といろんな声が。残念なことに不良品報道まで…。
でも、そんなニュースに一喜一憂する時間がもったいない、家族や自分のマスクがすぐにでも欲しいという主婦たちはすでにマスク作りに奮闘中。今まで裁縫には興味がなかったという人もマスク作りに挑戦しており、お手頃価格のミシンも飛ぶように売れて品薄状態になっているほど。
そんなマスク作りだが、1枚だけ作って「終わり」という人はまずいないはず。洗濯用の予備も欲しいし、家族の分も必要。でも、複数枚作りたいけど「時間がかかる」「失敗して台無し」という声も聞こえてきた。そんな悩みを解決できる秘密兵器をミシンアドバイザーが伝授する。
「自分のもの、お子さんのもの、旦那さんのもの。同じサイズのマスクを複数枚作りたくても、初心者の方は生地を1回で1個分、1枚1枚ハサミで切ることが多いですよね。同時に複数作ろうと、生地を重ねてハサミでジョキジョキして、ズレてしまう失敗例もよくあります。そんな時にお勧めなのが、パッチワークで使う『ロータリーカッター』。刃が円盤状になっていて、布の上で転がすだけでズレずにスーっと切ることができます。要領はピザカッターと同じ。これなら5、6枚重ねてもきれいに切れますし、生地を折りたたんで切ることもできます。裁縫をなさらない方は意外と知りませんが、ロータリーカッター自体はネット通販などで1000円程度で買えますから、効率的に上手にマスクを作りたい方にはオススメです」
注意点としては、直にテーブルで切ると傷がつくのでカッティングマットを敷いたり、読み終えた雑誌のなどの上で使用するといいのだとか。
また、生地にしるしを書くときには、こんなアドバイスも。
「私がお勧めしているのが、フリクションのボールペンです。熱でインクが消えますから、アイロンをあてるだけで大丈夫。ドライヤーの熱でもきれいに消えますし便利ですよ」(ミシンアドバイザー)
これで、小池百合子都知事にも負けない手作りマスクの達人へ一歩前進だ。
(藤田まさこ)