厚生労働省・農林水産省の「食事バランスガイド」では、1日のフルーツ摂取目安を「200g」としています。みなさんは日々の生活で、フルーツをどのくらい摂取できていますか?
イノセントジャパン社が2020年2月、全国20~40代の男女400名(企業勤務者)を対象に行ったフルーツの摂取シーンや頻度についての調査では、この1日のフルーツ摂取目安を「知らない」と回答した人が86.5%、1日の摂取基準である200gには「達していない」と回答した人は79.5%だったそうです。
また、半数以上(53.8%)がフルーツを「週に1回以下」しか食べておらず、全く食べていない人も23.5%存在することが判明。多くの人が、日々の食事にフルーツを取り入れていない現状が明らかになっています。
フルーツは、「ダイエット目的で朝食などに取り入れるもの」というイメージを持っている人もいるかもしれません。でもフルーツには、体の調子を整えるビタミン・ミネラル類や、腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれています。そのため、食事の栄養バランスを整えやすく、代謝アップやダイエット効果、むくみや便秘の予防・改善効果が期待できますから、朝に限らずできるだけ取りたいものですね。
とはいえ、糖分も豊富に含まれているため、食べ過ぎは不調や肥満の原因となります。フルーツは「1日200g」を目安に、他の食事内容を調節して、1日の摂取カロリーが必要以上にならないようにしましょう。
外出の自粛によって、これまでよりも買い物を頻繁に行えず、食生活がおろそかになっている場合や、炭水化物(ご飯やパン、麺類など)が中心の同じようなメニューばかりが続いてしまうという場合は、栄養バランスが崩れて代謝が低下し、太りやすくなっている可能性があります。
そんなときに食事のバランスを整えるには、少ない食材でより多くの栄養素を取り入れることができるフルーツはぴったり。室内での生活が長期化することで、太ってしまったり免疫力が低下したりしないよう、積極的に取り入れることをオススメします。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)