最近ブームの「水切りヨーグルト」。ガーゼやキッチンペーパー、コーヒーフィルターなどを用いて、ヨーグルトの水分を切ってから使うという食べ物で、別名「ギリシャヨーグルト」とも呼ばれるものだ。
生クリームやチーズの6分の1という低カロリーさに加え、タンパク質やカルシウムなどの栄養価も高いということで注目を浴びている。
また、水切りヨーグルトの利点は水を切ることで濃厚さが増し、食べ応え、腹持ちが良くなる点。そのためダイエットにも最適と、利用する人が増えている。
また、乳酸菌による便秘解消作用や整腸作用による肌荒れ防止など、ヨーグルト本来の効果もそのまま。まさに美しさを追求する女性の味方なのだ。
食べ方は普通のヨーグルトと変わらない。そのまま食べるのはもちろん、サラダやフルーツにかけたり、ツナと混ぜてディップのようにしたり、パンに塗ったりと、活用法も含めてさまざまだ。
水切りした「水」にも利用価値がある。ヨーグルトから出てきた水は、「ホエイ(乳清)」と呼ばれるもので、水溶性のタンパク質やビタミン、カルシウムを豊富に含んでいる。水溶性タンパク質だから体内での吸収率が高く、低カロリー。そのうえ抗炎症作用もあるので、肌荒れを防いでくれるはたらきもあるのだ。
ホエイも牛乳と混ぜたり、果物と一緒にミキサーにかけてスムージーにしたり、煮込み料理に使うなど、いろいろな使い方がある。しかもホエイには肉を柔らかくするはたらきもあるので、料理の前にホエイに漬けておくなんて裏ワザにも使えるのだ。
使い道はこれだけではない。なんとお風呂に入れることで保湿効果が期待できたり、顔や肩などに塗って5分ほどおき、洗い流すことで、くすみやシミを薄くするのに利用する人もいるんだとか。
食べて良し、調理に使って良し、肌に塗って良しと、いいことづくめの水切りヨーグルト。お手軽なので一度試してみてはどうだろうか。