お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が4月22日、自身のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を更新し、米津玄師のヒット曲「Lemon」を熱唱している。
チャンネル登録者が80万人を突破した記念として「Lemon」のカバーに挑戦した宮迫。普段使用する撮影スタジオやキッチンでの様子をミュージックビデオ風に仕上げると、伸びのある力強い歌声で米津の繊細な世界観を一新する歌唱を披露した。
かねて“歌うま芸人”として知られてきただけに、そのクオリティは高く、視聴者からは「何回も聞いてしまう」「やっぱり宮迫さんの声聞くの良いね!」「まじで50歳?歌声がすごい若いよ」と絶賛コメントが続出。YouTubeチャンネル開設時には動画への低評価も目立っていたが、今では1600の低評価に対して2万7000もの高評価が付されるほど、世間からの評判も上昇気流に乗っていると言えそうだ。
「多くのお笑い芸人がコロナ禍によってテレビでの活動自粛を余儀なくされ、大幅な収入ダウンとなっている中、宮迫は1月からYouTubeチャンネルを開設し、“毎日投稿”を続ける多忙ぶり。闇営業騒動ではその当事者として心証を悪くしてしまいましたが、結果的に、新型コロナウイルスのパンデミック前という絶妙なタイミングでYouTubeへシフトした格好です。最近は再生数も順調でYouTubeでの鉄板コンテンツとされる『音楽』や『調理』の分野にもトライしており、タレント時代のマルチな才能が活かされている印象。同時期にユーチューバーデビューした江頭2:50と比較すると、浅くとも広い守備範囲が功を奏しているようですね」(エンタメ誌ライター)
コロナ禍の影響で、YouTubeでも広告のクリック単価が減少するなどし、ユーチューバーへの経済的ダメージも決して少なくはない。しかし、先輩の明石家さんまやダウンタウンをはじめ、吉本興業の売れっ子タレントの多くがテレビ番組の収録に参加できない日々が続く一方、在宅しながらも能動的に経済活動を継続できているのは恵まれた環境と言えるのではないだろうか。
(木村慎吾)