元SKE48のメンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥が4月28日、キャスターを務めている「けやきヒルズ」(AbemaTV)で、ネットで話題になっている“自粛警察”について持論を述べた。
番組ではこの日、新型コロナウイルスのニュースを中心に報道。休業要請が出されているのにも関わらず営業を続けるパチンコ店の店名公表の是非についての話題の中で、柴田は「自粛って自分でするものなのに、させる側の気持ちになっている人がいる」と、疑問を呈した。
すると、出演したBuzzFeed Japanの記者・神庭亮介氏は、「柴田さんが“自粛警察”のえじきになってしまったと聞いたのですが」と質問。柴田は苦笑いを浮かべながら、自身のツイートが“自粛警察”と呼ばれる人に絡まれたことの経緯を説明した。
「柴田さんは19日、自身のツイッターに、『今日弟の島に遊びに行ったよ 花が信じられないくらいいっぱい咲いててなばなの里かと思った(東海地方民はすぐ分かる)マメだな?と思いながら半球違う島で釣りしまくった 釣り師なもんで』と投稿し、ゲーム機・Nintendo Switchを手にした自身の写真を投稿しました。もちろんこれは今流行のゲーム『あつまれ どうぶつの森』をプレイしたというお話なのですが、『島に遊びに行った』『釣りしまくった』といったワードを一部の人に、“旅行している、外出している”と勘違いされてしまったようです。『えっ、でかけてるんですか?』と柴田のツイートを疑問に思ったユーザーのリプライを、別のユーザーがキツイ言葉で馬鹿にしたことを発端に、ネットユーザー同士の言い合いが始まってしまいました。柴田さんにしては迷惑な話です」(IT系ライター)
柴田は「『どうぶつの森』の話と説明したので批判はなかった」とし、自粛警察と呼ばれる人たちについて「叩きやすい人を叩くというのは私は嫌だな」と述べ、「晒し上げに一体何の意味があるのだろうと正直思ってしまう。自粛でストレスも溜まってるし、心が荒んでくる感じも分かる一方で、他人を叩くのが快感だという(行為に)、それを正義という言葉でコーティングして他人を攻撃するのは許されないと思う。これは自粛警察だけでなく、勘違いを指摘してくれた側であっても、優しく言うべきではないかと思ってしまいました」と、自身の考えを明かした。
柴田は続けて「人にひどいことを言ったりすることで自己肯定感が低くなる、と臨床心理士の先生に教えていただいたことがある」とのエピソードを紹介しながら、「このご時世、自分を守るために人に優しい言葉をかけるということでもいいと思うので、発する言葉は改めて考えていきたいです、自戒を込めて」と語った。
柴田の発言にネットでは「阿弥ちゃん、とんだ災難だったんだね」「状況をきちんと把握しないうちに他者を批判するのは良くないし、それに対してきつい言葉で批判するのも良くないことだよね」「今はみんなイライラしてるからね。他者を注意したり間違いを指摘するときも優しくありたいですね」「柴田さん、素敵な大人になったね!」「自粛警察ね…自粛すべきは自分自身であって他人に押しつけるものではないよね」「自分と意見の違う他者にも優しくありたいという阿弥ちゃんを見習いたい」といったエールが寄せられている。
柴田にはこれからも、他者に優しく接せられる素敵な女性でいてほしいものだ。
(石見剣)