タレントの“こじるり”こと小島瑠璃子が5月23日放送のラジオ番組「みむこじラジオ!」(ニッポン放送)に出演し、先輩からの誘いを巧みに断る術を明かしている。
小島は、上下関係の厳しい芸能界において、「先輩から『○日って空いてる?』と誘いのメールが来た。内容によっては断りたい場合」を想定し、「なんて返す?」と、MCのお笑いタレント・さまぁ~ずの三村マサカズとゲストの伊集院光に質問。
これに対して三村は「『用事によりますけど』って言っちゃダメなの?」と、まずはどんな内容なのかを先輩に確かめることを提案したが、伊集院からは「それだと『お前、選ぶんだ』ってなる。そう思われちゃうっていう心理戦になっちゃうんじゃない?」と突っ込まれ、このお題をスマートに乗り切る難しさを痛感していた。
ここで小島が、このお題における“誘いの主”は大御所歌手の和田アキ子を想定しているとし、自身の場合は「『仮の仕事入ってます。どうします?』」と返信するとコメント。仕事の可能性を匂わせつつ、まずはどんな内容なのかを聞き出すことができるこの“パーフェクトな回答”に伊集院も「うまっ!天才じゃん!『仮の仕事入ってます』は天才のやり方だよ」と驚愕している。
“仮の仕事”と説明することで、誘いの内容が気に入らなければ、仕事を理由に断ることも可能になり、逆に“キャンセルになったので参加できます”と自身の都合で調整することができる。しかも、誘いの内容を見定めた上での判断であることは先輩には気付かれず、あくまで仕事を理由として行くか行かないかの返答ができるため、「断る理由は仕事以外ありえない」という小島にとっては最適な回避方法ということになる。
「“あざとい”などと揶揄されることもある小島ですが、今回のように先輩の気分を害することなく誘いに応対する巧みな術を鑑みると、周囲への配慮が行き届き、かなり頭のキレる世渡り上手なのかもしれません。三村はなんの疑いもなく“用事によりますけど”と回答しましたが、年上から誘われるケースも多いこじるりがその答えをしていては、悪印象を抱かれてしまう可能性もあります。仮の仕事という特殊な事情を利用する手の内をラジオ番組で明かし、また、和田アキ子という個人名を出してしまった辺りは、小島の愛嬌でもあり、脇の甘さなのかもしれません。しかし、26歳も年上で知恵者の伊集院をして“天才のやり方”と言わしめた彼女の処世術には見習うべき点も多いのではないでしょうか」(芸能記者)
スケジュール的には空いているが、その誘いには乗りたくない。そんな場面に出くわしたとき、小島のパーフェクトな回答を応用して利用すれば、角を立てることなくスムーズに誘いを回避できる。
“こじるり無双”とも言われただけあり、その頓智頓才もタダモノではなかった。
(木村慎吾)