人生100年時代。お金を“貯める”だけでなく“増やす”ことも課題となってきた昨今、将来のために貯金や投資、資産運用、保険加入などの「マネ活」を実践する女性が増えているようです。彼女たちは、どんなマネ活をどのように実践しているのでしょうか。
アイネット証券が2020年3月、20~40代のマネ活女子1,071名を対象に行った『マネ活に関する調査』(複数回答可)によると、多くの女性が実践しているマネ活には、「円定期預金」(31.2%)「株式投資」(29.0%)「投資信託」(22.1%)「NISA(つみたてNISAを含む)」(21.3%)「外貨預金」(12.6%)「iDeCo」(10.3%)「FX」(9.8%)「仮想通貨」(9.5%)「ロボアドバイザー」(4.5%)「不動産投資」(2.8%)が挙げられたそう。
また、「マネ活をしていて難しいと感じること」を尋ねた結果、「専門知識の勉強」(49.4%)という回答が最も多く、「取引のタイミング」(37.2%)「安定的・継続的運用」(32.4%)「世界情勢などの情報収集」(27.7%)「運用ノウハウの蓄積」(24.9%)「リスクヘッジ」(21.0%)が続いていました。
運用面で難しさを感じる場合、専門知識を学んだり国内・外の情勢をチェックしたりして、マネ活に取り組んでいる人が多い様子。マネ活に挑戦してみたいけれど知識がないために、「不安で手を出せない」という場合も、情報収拾をすることで敷居が低くなりそうですね。
同調査では16.8%に止まっていますが、「自動売買(システムトレード)」を活用し、運用を機械的に行っている人もいるとか。これには、「チャートなどを見る時間を作れない」「自分の意志よりAIにやってもらいたい」「手間をかけずに安定的に運用したい」などの理由が寄せられたそうです。学びの時間を取れない人などにとっては、一つの選択肢となりそうですね。
将来の安心は、自分の力で築くことが必要な時代。あなたはどんな方法でお金を管理しますか?
(Nao Kiyota)