小学校での英語教育を待たず、小さなうちから英語に触れさせ、「母国語と同じように自然と英語も学ばせたい」と考えている方が増えているようです。
教育・育児支援事業などを展開するケーバイエヌが2020年3月、首都圏在住の保育園に通っている子どもがいるパパ・ママ1,024人を対象に行ったインターネットの『子どもの英語教育に関する調査』では、「子どもの英語教育に力を入れていますか? または、これから力を入れていく予定ですか?」との質問に、6割以上の方が「はい」(63.5%)と回答したそうです。
「何歳から英語教育を始めるべきだと思いますか?」という質問への回答では、「3歳~」(25.4%)が最も多く、「2歳~」(15.2%)、「子どもが興味を示したら」(11.7%)、「生後6ヵ月~」(11.5%)、「1歳~」(10.9%)が続きました。では、乳幼児期の子どもたちには、どのように英語を学ばせるとよいのでしょうか。
同調査で「どのような教育方法で英語を学ばせたいですか?」と質問した結果は、「英会話教室」(44.8%)が最も多く、「英語教材」(25.5%)、「英語のアニメやゲーム」(11.8%)、「動画学習」(9.2%)、「インターナショナルスクール」(5.0%)、「留学」(2.5%)が続いたそうです。
両親が英語を流暢に話せない場合、乳幼児期の子どもたちにネイティブのような発音やコミュニケーション力を習得させたいのなら、直接話すことができる英会話やインターナショナルスクール、留学がオススメです。
小さなうちは興味を示す範囲内で英語を見聞きし、基礎的な単語を知っている程度にしたいという場合は、自宅での英語教材への取り組みやアニメ・ゲームなどの動画視聴を楽しませてあげたいですね。子どもが教材などで見聞きした英語は、日常生活の場面で日本語と同じように繰り返し発声するよう、サポートしてあげるとよいでしょう。
英語の習得は、始める時期だけでなく、学習法によっても習得できる力や程度が異なります。何歳までにどんな状態になって欲しいかを明確にし、学習法を検討してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)