“分量の表示なし”という画期的な料理本「カレンの台所」が、大ヒットしているモデルでタレントの滝沢カレン。独特の日本語センスの持ち主で、雨上がり決死隊の宮迫博之に「男前意識」、ヒロミには「愛妻大工」と名付けるなど“四字熟語あだ名”で人気に火がついたが、英語が苦手なのは知る人ぞ知る話。
「6月2日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した滝沢は、ドアに書いてある“PUSH(押す)”と“PULL(引く)”の違いが一瞬わからなくなると告白。特に“PULL”は見慣れていないから迷ってしまうのだとか。『とりあえずPUSHを信じようと思っている』と謎の持論を述べていました」(テレビ誌ライター)
車のシフトレバー“N(ニュートラル)”“P(パーキング)”についても「そこまでのことを(教習所で)教えてもらったつもりはない」と豪語。“N”は「何も分からないなら触るな」、“P”は「ぴったり止まろう」と独自の解釈で意味を覚えていると“カレン節”を炸裂させている。
「経済アナリストの森永卓郎氏が滝沢に『“TBSは何の略ですか”と訊くと、即座に“楽しい番組制作所”と答えた』というエピソードが昨年配信のデイリー新潮に掲載されています。森永氏も『彼女の反射神経と勘の良さをもってすれば、あとは知識さえ付ければ情報番組のコメンテーターも務まる』と高く評価していました」(スポーツ紙記者)
こうした滝沢の卓越した日本語センスはどのように培われたのか。そのファクターを滝沢の母親が語っていた。
「滝沢は、ウクライナ人の父親と日本人の母親の間に生まれました。バレエスタジオのオーナーでもあった母親は2年前に他界されたのですが、生前にバラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演し、カレンの日本語がおかしいのは『自分のせい』と話していました。母親はロシア語の通訳の仕事をしており、滝沢が幼い頃、周りには片言の日本語を話すロシア人しかおらず、それを聞いて育ったため、おかしな日本語が身に付いてしまったと説明していました」(女性誌記者)
独特の言い回しの要因はロシア人だった? 頭の回転の速さと、他に類の見ない言語センスを育んだ“ファクターR”。情報番組のコメンテーターとして活躍する日もそう遠くなさそうだ。
(窪田史朗)