6月17日放送のNHK連続テレビ小説「エール」に、タレントの井上順が出演し話題になっている。
「エール」は昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う名曲を生み出した作曲家・古山裕一(窪田正孝)と、裕一の妻で自らも歌手への夢を追い続ける音(二階堂ふみ)の夫婦の物語。6月15日からスタートした第12週は、特別企画として、窪田正孝演じる主人公・裕一と、二階堂ふみ演じる裕一の妻、音を取り巻く登場人物のスピンオフドラマを放送中。
17日放送の第58話では、古山夫婦いきつけの近所の喫茶店「バンブー」の店主、梶取保(野間口徹)と妻の恵(仲里依紗)の馴れ初めが描かれた。井上順演じる木下一は、神田あたりの古本屋街にある喫茶店を営み、保にコーヒーの淹れ方を指南した人物。センスが良くダンディな紳士だ。
井上順は、16日に自身のTwitterで「明日、朝ドラ『エール』に登場 バンブーの保、恵のなれそめを、チビ久志(山口太乾君)と楽しく収録! 生前の古関さんにお会いしてるのは、出演者では僕だけじゃないかと、フッフッフ ちょっと自慢」などと投稿し、窪田正孝演じる裕一のモデルになった、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と実際に会ったことがあるとさりげなく自慢した。
「『エール』放送直後に生放送するNHKの情報番組『あさイチ』では、司会の博多華丸大吉の2人が、73歳の井上順の見た目が変わらないことを『アメイジング!』と絶賛しました。『いつ横から芳村真理さんがデてきてもおかしくない』と、昭和世代にしかわからないボケをかまし、近江友里恵アナウンサーがポカンとする場面も。SNSでは『井上順さん上品でかっこいい』『井上順さん、おしゃれで粋』『芸能界では、歳を取ると見た目的にも思想的にも歪んでしまう人が多い中、ずっとおしゃれなおじさんを維持している井上順はすごい』『井上順といえば、かくし芸大会のインディージョーンズのパロディは名作だったな』などと井上順に関する投稿が相次ぎ、Twitterでは“井上順さん”というワードがトレンド入りしました」(エンタメ誌ライター)
霊界から死んだ父親が幽霊になって登場するなど、ぶっとんだ展開が賛否を呼んでいる「エール」のスピンオフ週。しかし、井上順が登場した回は「もっと観たい」と称賛する声が飛び交った。
(金宮炭子)