実業家の前澤友作氏が6月22日に自身のツイッターアカウントを更新し、再び“お金配り”のプロジェクトを始動させる意思があることを仄かしている。
前澤氏はこれまでのSNS上での「お金ばらまきの歴史」を振り返り、2019年1月の「お年玉で100人に100万円(1億円)」企画を皮切りにスタートした計5回に及ぶ特別企画を列挙。その総額は23億円にも上るとし、お金を配る理由としては「いろんな声が集まる。フォロワーも増える。それは起業家にとって事業作りのヒントやチャンスになる。みんなが喜ぶ事業を作ればまた儲かる。儲かったらまた配る。誰も損しない究極のエコシステム」だと説明した。
また、「過去にはリツイートを応募条件にした時もありましたが、リツイートは人に知られて恥ずかしいという人多数なので今後はリツイートなしで大丈夫です」と応募条件に変更を加えることも示唆。23日時点で前澤氏のアカウントは692万人のフォロワーを抱えているが、700万人を超え次第、「直ちにお金配りします」と予告している。
「23億円ものポケットマネーを見ず知らずのフォロワーにばらまき続ける経済力は圧巻の一言です。しかし、企画のたびに一時的にフォロワーが急増し、それが終わるとまた急速にフォロワーが離れていく現象をみると、前澤氏本人への関心よりも、お金目的のフォロワーが一定数存在することを窺わせます。また、応募条件からリツイートを外しても、アカウントへのフォローは必須条件としていることから、やはり前澤氏の目的はフォロワー数の増加やSNSでの注目度を高めたいのかもしれません。ネットでは再三にわたって大金でフォロワーを買うようなキャンペーンを続ける前澤氏に対しは、『暇を持て余した 神々の 遊び』『金で人を買う。この人の人脈は金に集まる人だらけなんでは?』『奢らないと遊んでもらえない小学生みたい』『金で集めたフォロワーになんか価値ない』との指摘も聞こえます。一時的なフォローで100万円のチャンスに挑戦するだけのフォロワーから、本当に“事業作りのヒント”を見出すことができるのかは甚だ疑問ですが、本人が満足しているのならばそれで良いという声も多く見受けられました」(週刊誌記者)
今後は自身も関心を寄せるテーマである、ひとり親やカップル、農業、物々交換、ペット、エネルギー、宇宙など、様々なジャンルについてツイートしていくことを告知した前澤氏。
果たして次なる“ばらまき企画”は一体どのような内容になるのか。2020年下半期も引き続きこの男から目が離せない展開となりそうだ。
(木村慎吾)