コロナ以前は知る人ぞ知る存在でしかなかった白鴎大学の岡田晴恵教授。連日、ワイドショーに引っ張りだこで、そのビジュアルの変化にも注目があつまった。“コロナの女王”とまで呼ばれ、タレントのデヴィ夫人からは「老いたキャバクラ嬢か? 白鴎大学教授 岡田晴恵さん」と題する有り難くないブログの評論まで頂戴している。
「少々エキセントリックな物言いや、独特の雰囲気で誤解されやすいのですが、本当に熱い人なんです。2009年に流行した新型インフルエンザの際は、公衆衛生の専門家として出現の数年前から警鐘を鳴らし、本を出したりメディアへの働きかけを積極的に行っていました。自分の利益うんぬんではなく、世界的に危機感をもたれていた感染症に対する日本政府の無知、防疫体制整備の遅れ、危機管理の甘さについて熱く語り、活動していたのです」(制作会社関係者)
そんな岡田教授の使命感を物語る、“らしい”エピソードがある。
「国会議員が参加する勉強会に呼ばれて、新型インフルエンザのレクチャーをしたんだそうです。例のごとく、日本の防疫対策や予防知識を広める必要性を熱く語ったのですが、講演という形なので限られた議員に一方通行の話しかできなかった。そこで岡田教授は勉強会の後、化粧直しを装い女子トイレにしばらくの間こもっていたそうです。そして、トイレに来る女性議員をつかまえては洗面所で声をかけ、自分の名刺を渡し、新型インフルエンザの脅威や予防の必要性について改めて熱く話をしたというのです」(前出・制作会社関係者)
その熱量で、時には聞く人に誤解されることもあるようだが、再びコロナの感染爆発が懸念される中、今後も熱く語ってほしい。
(伊藤その子)