お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が7月3日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)に出演し、“社会の窓”が開いていたことを謝罪している。
この日、番組では水泳の池江璃花子選手による闘病の様子や復帰までの経緯をまとめたVTRを放送。スタジオでも池江選手の奮闘を称えるムードとなっていた最中、加藤が突然「視聴者の方からちょっと苦情が入りまして」と切り出し、「静岡県、50代の主婦の方から、僕のチャックが開いているという…」と紹介した。
すると、共演者からも驚きのリアクションが飛び出し、加藤は「今、VTR中にスタッフに言われて、(ファスナーを)上げました。お見苦しいものをお見せしまして」と謝罪。「一応、換気のつもりで…」と無理やりすぎる釈明でその場を凌いでいる。
ハリセンボンの近藤春菜からは「社会の窓じゃない、本当の窓を開けて換気を!」という切れ味抜群なツッコミも頂戴し、「それを含めて気を付けます。ご指摘ありがとうございました。申し訳ございませんでした」と収録中の失態をひたすら謝っていた。
「生放送中にMCのチャックが開いているとの苦情が入り、直後に本人が謝罪するという稀有な展開にはSNSでも大盛り上がりでした。とりわけ、加藤の“換気のつもりで”というお股の三密を防ぐためだったとの言い訳は、『加藤さん面白すぎる 笑』『換気のつもりって、爆笑』『換気 笑 なるほど!そういうことなら疑問がスッキリ!』と好評です。もしもその奥にある“ブツ”が生放送中にお目見えしていればとんでもない事態になっていたでしょうが、今回は即座の謝罪と芸人らしい切り返しが称賛されています」(テレビ誌ライター)
昨今では、お笑いタレントがワイドショーでコメンテーターを任されるケースが増加傾向にあることに対する反発の声も多い。しかしシビアな話題だけでなく、臨機応変に笑いを織り交ぜながらバランス良く情報を伝えることができるのは、芸人特有の反射神経のなせるワザ。加藤の柔軟な対応力が際立った一幕だったと言えるだろう。
(木村慎吾)