相手はとてつもないハイスペック男子かと思いきや、ナナメ上をいく告白だった。
シンガーソングライターの広瀬香美が7月3日に放送されたバラエティ番組「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演。意外な初恋の相手を明かして共演者を驚かせている。
昨年末に開設した話題のYouTubeチャンネルでもその愉快なキャラクターが人気を集めている広瀬だが、ヒット曲を連発していた90年代はぶっ飛んだキャラクターが世間にバレないように、トーク番組への出演や歌番組でトークをすることは事務所からNGが出されていたとのこと。
そのため、謎のベールに包まれている部分も多い広瀬だが、今回の番組では全ての音が音階で聞こえる絶対音感の持ち主であるが故に、世の中の音が喋り声に聞こえ始め、パニックになるという苦悩を抱えていたという。
そんな広瀬の初恋は小学校後半か中学校の頃だといい、そのお相手は「それが人間じゃないんですよ、初恋は。バスが初恋の相手です」と、乗り物であるバスに恋したと告白。なんでも、あるバスのブレーキを踏んだ後に離す「シューッ」の音階が心地よく、広瀬には「シューッ」の音が「チューッ」という“キス音”に聞こえていたとのことで、必ず通るそのバスに毎日会いに行っていたのだとか。
しかし、そのバスとの初恋物語の結末については「ある時、長期の休みの後、スーくん(初恋のバスの呼び名)がいなくなってしまって。それで私、愕然としてスーくんが来るのを1時間くらい待ってたんですけど、スーくんが現れなくて、そのまま帰って、誰にも言えないし学校にも行けないしっていうそれが初めての失恋」というぶっ飛んだエピソードを披露し、共演者たちは大爆笑。
この常軌を逸した話にダウンタウンの松本人志も「ほぉ~痺れるねぇ~」とコメントし、リアクションに困っていたが、視聴者からも「笑ってはいけないんだろうけど、これはビックリした」「めちゃくちゃハイスペックな男が好きなんだろうなと思ってたから意外だわ」「やたら大人びた子どもだったイメージだったけど、可愛いとこあるじゃん」などといった声が上がっている。
「代表曲の『ロマンスの神様』は学生時代に作られた楽曲として知られていますが、歌詞の中には『年齢 住所 趣味に職業 さりげなくチェックしなくちゃ』といった相手男性のスペックをチェックするという女性のしたたかさが感じられる歌詞もありました。そのため、そんな広瀬の初恋の相手がまさかバスだったとはビックリです。女子校育ちということもあり、男性に免疫がなかったのかもしれませんが、元夫がイケメン俳優の大沢たかおということもあって、世間はなおさら驚いたでしょうね」(エンタメ誌ライター)
いっそのこと、バスのスーくんとの出会いから別れまでを歌にしてみるのもいいのでは?
(田村元希)