九州に大きな被害をもたらした記録的豪雨。7日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日)では、富川悠太アナウンサーが現地から被災状況を報じた。
富川アナは新型コロナウイルス罹患から快復後、6月4日に2カ月ぶりに番組復帰。月~水曜は「フィールドリポーター」として現場取材を務めている。
その富川アナは7日、多くの犠牲者を出した熊本県八代市に入り、その後、過去最大の雨量を記録した福岡県大牟田市から中継レポート。救命ボートで救出される被災者に話を聞いたり、避難所でのコロナ感染を心配して自主避難している住民らの声を伝えた。
「東京都では新型コロナウイルス感染者が6日連続で100人を超え、第2波の到来が危ぶまれている最中。小池百合子都知事も当日の会見で、不要不急の越境移動を控えるように訴えていました。各局ニュース番組もそうした状況に鑑み、系列局からの映像を放送していましたが、報ステは富川アナを現地に派遣した。“コロナの抗体をもっているから感染させない”との判断かもしれませんが、そもそもコロナ抗体がいつまで体内に残るかすらわかっていない。再陽性のケースも報告されていますし、ましてや同行するスタッフもいるはずです。コロナ禍ではかねて、水害や地震との複合被害、避難所のクラスターが心配されていたにもかかわらず、リスクを犯してあえて東京から現地に入る必要火急な事情があったとは到底思えません」(週刊誌記者)
そうした声は視聴者からも次々にあがり、SNSには《なんで富川アナは県をまたいで被災地に入ってるの。コロナを持ち込むリスクを考えてるのか》《系列のKBCがあるので取材は任せれば良いのに未だコロナが拡がってる東京からわざわざ来る必要あるのか》《テレビ朝日の報道部は頭おかしいんじゃないのか? 富川悠太アナに番組でコロナ感染について散々語らせといて、連日東京都で感染者が出ている最中…大牟田で取材だと? 腐ってるよ》《テレ朝バカなの!? 都民、東京から出るなって言われてるじゃん 熊本にとってお前不要不急だろ》《聞いた?コロナ対策でボランティアは地元民だけだって。聞こえたかな富川君にテレビ朝日さん》《一回感染したらもう大丈夫なん?身をもって新型コロナ肺炎体験したんじゃないの?何を学んだの?》などと非難ゴウゴウだ。
報ステといば、チーフプロデューサーらが新型コロナに罹患し、番組内でクラスターを招いている。その責任者が再び富川アナを現地へ飛ばしたとすれば、あまりにも罪深い判断と言わざるをえない。