お笑いコンビ・ぺこぱのシュウペイと松蔭寺太勇が7月12日放送の「ゴッドタン」(テレビ東京系)に出演し、シュウペイの笑いへのこだわりが明らかになる一幕があった。
コンビ同士をどこまで深く理解し合っているかを検証する「コンビ愛確かめ選手権」に登場したぺこぱ。“最近の悩みは何か”とのお題では、松蔭寺は「3行以上のセリフを覚えられない」とシュウペイの台本に関する悩みを予想したが、本人の回答は「上半身を脱ぐ仕事が嫌だ」というものだった。
どうやらバラエティ番組で服を脱ぐよう指示されるのが嫌いなようで、「そういうので笑いを取りたくない」と豪語。芸人としてのこだわりと意地を見せつけたが、松蔭寺からは「(脱ぐ以外に)何ができるんだ、お前」との痛烈なツッコミを浴び、MCの劇団ひとりからも「舐めくさってんな」と笑われている。
「かつてはチャラい見た目のギャル男だったシュウペイは元々モデル志望で芸能界に入ったほどの“二枚目風”芸人。しかし、最近ではやや肉付きがよくなり、そういった意味でのプライドでも上半身披露はNGなのかもしれません。ネットではシュウペイの“舐めくさった”姿勢に対する批判よりも、むしろ支持する声が多く、『芸人さんの裸を見ても面白くないのでいいと思います』『芸人だからって脱がなきゃいけない訳じゃない』『すぐ脱ぐ芸人、面白いと思った事がないので構わないと思う』『彼らがやりたいのは優しいお笑いなんでしょ』と理解を寄せる反応が殆どでした。話芸やネタに自信があるのであれば、わざわざたるんだ上半身をテレビで見せる理由がありませんからね。今後は芸人の笑いの取り方もより上品にしていく必要があるのかもしれません」(テレビ誌ライター)
“ヒトを傷付けない”笑いが求められていると同時に、“ヒトを不快にさせない”笑いも令和においては必須の条件である。
(木村慎吾)