「2位じゃダメなんですか」をはじめ、その発言で何かと批判されがちな立憲民主党の蓮舫参院議員を巡り、ネット上で驚きの声があがっているという。
蓮舫議員は7月16日、国内旅行の旅費を補助する「Go Toキャンペーン」にて、東京発着の旅行や東京在住者を対象外とする案が政府の分科会に提案された件について「キャンペーンを使わない旅行は?仕事の出張は?」との疑問をツイート。さらに「税金を使った補助事業で東京を外す根拠は何か」と政府を問い詰めていた。このツイートに多くの人が賛意を示したというのだ。
「Go Toキャンペーンを巡っては《コロナをまき散らすな》といった反対の声がある一方で、観光業界の中からは《観光業界を殺すつもりか?》との異論があり、夏の旅行を計画していた人たちからも《自粛警察だ》との反対派への反論があがっています。ただ全体的にはキャンペーン反対の流れがあまりにも大きく、ネット上でも大手を振ってキャンペーン賛成とはを言いづらいのが現状。そんな中、蓮舫議員がGo Toキャンペーンからの東京除外に苦言を呈したことで《こればかりは蓮舫に賛成!》《まさか蓮舫に賛同する日が来るとは》といった声が現れているのです」(週刊誌記者)
ただ、蓮舫議員のツイートは決して、Go Toキャンペーンで東京を除外するなという趣旨ではない。
「蓮舫議員はGo Toキャンペーンの延期を前提に議論すべきとしており、観光業界や旅行者が期待する《当初予定通りの実施》を訴えているわけではありません。それよりも問題視しているのは、西村康稔経済再生担当大臣が参院予算委員会で『分科会で専門家にご議論いただく』と答弁しながら、官邸に出向いてから東京除外の見直し案を発表した部分。これを国会軽視、官邸政治だと批判しているのです」(前出・週刊誌記者)
ともあれ旅行にかかわる人たちすべての総意として、早期の新型コロナ収束が願われてやまない。
(白根麻子)