三浦春馬さんが自宅で亡くなった7月18日、生放送されていた大型音楽番組「音楽の日」(TBS系)に出演していた同局の江藤愛アナウンサーが、20日に放送された情報番組「ひるおび!」の中で、当時のスタジオの様子を語った。
MCの恵俊彰は江藤アナに「(速報のスーパーが流れて)スタジオもどよめいたんじゃないですか?」と当時の様子をたずねた。江藤アナは沈痛な表情で「私がちょうど曲紹介をした時に同時に(速報テロップが)出て、カメラさんたちスタッフさんたちのどよめきの声が上がったので、私も一瞬何が起きたのかわからなくて。本当にその後もずっと動揺が収まらなかったですね」とスタジオに走った衝撃を明かした。
また「音楽の日」には亡くなった三浦春馬さんの俳優仲間であり、プライベートでも10年来の友情を通わせてきた城田優も出演。午後7時すぎに登場しGReeeeNの名曲「キセキ」を歌い上げたが、表情は憔悴しきっており、その瞳は涙で潤んでいた。
生放送を見ていた視聴者からは、《歌詞が辛すぎる…私まで泣いてしまった》《歌ってくれて本当にありがとう。辛いよね…》《生放送でこの歌を春馬くんに捧げる優くん。よく頑張って歌ってたな》などと感動の声が続出している。
「恵も『城田くんがキセキを歌っていましたが、涙がね…。ほんとにいろんな思いがあったんだろうと思いましたけど』とコメントしていましたが、名曲カバーのコーナーに登場した城田は、新妻聖子に何か話かけられながら、メドレーのバトンを引き継ぐと、目を潤ませながら懸命に歌い上げました。ですが、最後の歌詞を歌いきると涙を隠すようにうつむき、唇を震わせていました。城田は、09年に日本テレビで放送された『サムライハイスクール』で三浦さんと共演して以来、公私ともに交流を続け、昨年12月に発売されたデビュー20周年記念の写真集では三浦さんを対談相手に選んでいます。『キセキ』は愛し合う2人が過ごした“軌跡”と出会いの“奇跡”を描いた曲ですが、10年来の三浦さんとの友情の日々を重ねて歌ったのではないでしょうか。その歌声は聴く人の胸を打つものがありました」(芸能記者)
歌声はきっと、先に旅立ってしまった友にも届いたにちがいない。
(柏原廉)