俳優の三浦春馬さんが7月18日に急逝した衝撃は、日を追うごとに波紋を広げている。
芸能界からは、三浦さんの所属事務所の先輩でもあるサザンオールスターズの桑田佳祐や福山雅治、大ファンだったゆず、映画やドラマで共演した俳優仲間たちが続々と哀悼のコメントを寄せ、三浦さんの人柄と人望をしのばせた。
中でも、三浦さんが亡くなった当日に生放送された「音楽の日」(TBS系)に出演していた俳優の城田優には、心配の声が上がっている。
同番組の放送中の16時前に飛び込んできた三浦さんの訃報。その後19時ごろ、城田が登場したのだが、その目は真っ赤で楽屋で泣きはらしたように見えた。そしてGReeeeNの「キセキ」と、時間をおいてディズニー映画の「リメンバー・ミー」を熱唱。別れても忘れないでいてほしいという願いを込めた歌詞も相まって、歌唱中も城田は終始目を潤ませていた。
「三浦さんと城田は2009年10月期ドラマ『サムライ・ハイスクール』(日本テレビ系)でクラスメイト役として共演。その後プライベートでも交流を深め、仕事でも何度も共演しています。昨年12月に発売された城田さんの20周年写真集には三浦さんとの対談も収録。芸能界に友達は少ないという城田さんですが、そんな中でも三浦さんとはお互いに実力を認めあうかけがえのない親友だったといいます」(芸能記者)
「音楽の日」の放送当日、城田はSNSで番組の告知をツイートした。そこには今、1000件以上のコメントが届いている。城田と同じく親友を自死という形で亡くしたというフォロワーからの「どうかご自身を責めないでください」「側にいられなかったことを悔やまないで」という悲痛な内容のつぶやきもあった。
「近しい間柄であるほど自死で亡くすと、遺された人は『何かできなかったのか』『自分は友の苦しみがわからなかったのか』などと自分を責めてしまうことがあります。厳しい言い方ですが、自死をするということは、遺された人の心に重荷を背負わせることにもなるのです」(週刊誌記者)
人生を思いつめてしまう人には、ぜひとも周囲の大事な人たちに、ほんの少しでも思いを巡らせてみてほしい。