関西テレビは7月21日、タレントの上沼恵美子がMCを担う「快傑えみちゃんねる」の放送を24日で終了することを突如発表。その背景には、上沼による関西テレビへの“逆ギレ”騒動があったという。
25年もの間、関西のお茶の間を沸かせ続けてきた「えみちゃんねる」だが、最近では上沼による毒舌ぶりに拍車がかかり、先月26日には息子のような存在として可愛がってきたはずのお笑いタレント・キングコング梶原雄太へのパワハラまがいなイジりがあったとも話題に。
最終的に同放送回における梶原の出番は数分間にカットされており、その後は急性胃腸炎を理由に「えみちゃんねる」を降板。東スポによれば、梶原の所属する吉本興業への配慮で、関西テレビが上沼へ「今後もこういうことがたびたびあったら困ります」と伝えたところ、上沼からはまさかの「それなら辞める」との逆ギレが返ってきたという。
さらに同紙は芸能関係者による証言として、「最近(の上沼)は昔の大女優のようになっていて、まったく聞く耳を持たない。マネージャーとも何度も“辞める”とケンカになっていたそうで、苦言を呈することのできる人間もいない」との言葉も掲載している。
「視聴率という結果を長年にわたって残し続けてきたと同時に、もはや誰も口を出すことができないレベルの領域にまで行き切ってしまったのでしょう。吉本興業からしても、上沼の気分や機嫌によってコロコロと自社のタレントを降板させられてはたまらないはず。“関西の女帝”との異名をそのまま悪い意味で体現してしまった印象で、ネットからも『わがままし放題。そんなんじゃ嫌われていくし、離れていく。私もその一人』『関西の大御所と言われて鼻伸びたんちゃいますか? 時代を考えないと』『この方の番組は面白くて見てましたが、パワハラのブーメランみたいな事で終わるんですね』との声が相次いでいます。視聴者目線から見ても、スタジオでの上沼の傍若無人ぶりは明らかで、共演者やゲストはただただ上沼に気を遣いながらコメントしているように映っていましたからね」(テレビ誌ライター)
昨年末にはダウンタウンの松本人志がゲスト出演を果たし、全国的に大きな話題となっていた「えみちゃんねる」。関西テレビ開局60周年記念で実施された「関西人1万人が選ぶカンテレ人気番組ベスト20」では、堂々の首位に君臨するほどの人気ぶりだったが、誰も想像だにしないまさかの結末を迎えるに至ってしまったようだ。
(木村慎吾)