2020年末をもって、グループ活動を休止する嵐。2月に北京公演、5月には新国立競技場で「嵐フェス2020」を開催し、7月には「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」を務めるなど華々しい活動をし、大みそかの「紅白歌合戦」で大団円を迎えるはずだった。
ところが世界中を襲ったコロナ禍の影響で、コンサート活動も不可能となり、東京オリンピック・パラリンピックも来年に延期されてしまった。
嵐が休止前に相応しいラストイヤーを過ごせなくなってしまったことに、ファンならずとも残念な思いを抱く人は多いはず。しかしここにきて、5人が来年も揃って活動を続ける可能性が出てきたというのだ。
7月22日発売の「週刊女性」によると、嵐の5人は話し合いの結果、21年も活動を続けることを考えているという。5人は活動休止を今年末から来年に延ばすのではなく、予定通り年末で活動を一旦休止し、来年オリンピックが開催されるなら、その期間の数週間だけグループで活動することを検討しているという。
これが事実なら、ファンにとっても喜ばしいことだが、大きな決断にはリーダーである大野智の意向が大きく影響したようである。
「周知のように、嵐の活動休止には、そもそも大野さんの気持ちが大きく影響しています。芸能界を離れて自由に生活したいという大野さんの強い思いに他の4人が納得し、嵐は今年一杯での活動休止を決めたのです。ところがコロナ禍によって、嵐のラストイヤーのプランは崩れてしまい、21年も活動できないかという可能性が水面下で探られてきましたが、大野さんは当初から首をタテには振らなかったというのです」(芸能記者)
その大野が、考えを変えたのはなぜか。記事によれば、大野は他の4人の五輪にかける思いを感じ、それに加えてなかなかファンの前に立てないもどかしさもあり、“東京五輪期間限定”で復帰することを了承したというのだ。
今年一杯で活動を休止しても、来年の五輪期間の数週間だけでも5人が顔を揃えれば、世間に“嵐健在”のイメージを与え、ファンはいつの日か嵐が戻ってくるという希望を持ち続けることができると、記事は結んでいる。
「それもこれもコロナが収束し、来年無事にオリンピックを開催できることが大前提。もしも五輪が中止や再延期という事態になれば、嵐が期間限定で戻ってくるという夢は夢のまま終わってしまう可能性もありますね」(前出・芸能記者)
東京都だけでなく、大阪府や愛知県といった大都市圏でも新型コロナウイルス感染者はじわじわと増えてきている。世界に目を向けても、五輪までにコロナが収束するとはとても思えない現状が横たわっている。来年も嵐の5人揃った姿を見られるという“夢”の行方は果たして。
(石見剣)