お笑いタレントの明石家さんまが7月15日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に出演。ゲストのユーチューバー・HIKAKINに“テレビの洗礼”を浴びせたとして物議を醸している。
この日の放送では、“霊視芸人”ことシークエンスはやともが登場し、HIKAKINやモデルの藤田ニコル、芸人のぺこぱら出演者8人に憑いているという生き霊のパワーをランキング化。1位と8位以外の面々が先に発表され、残すはぺこぱの松蔭寺太勇とHIKAKINに。
首位か最下位か、という両極端な運命が待ち受ける中、HIKAKINは7位だった女子レスリングの浜口京子がはやともから解説を受けているタイミングで、不安そうにペットボトルの水をゴクリ。これを見逃さなかったMCのさんまは「HIKAKIN、水飲むな!京子さんの(話している)ブロックやから」と注意し、すぐにHIKAKINは萎縮しながら「すみません」と謝罪していた。
また、最終的に最下位となってしまったHIKAKINはショックを受けて意気消沈。今度はトップに選ばれた松蔭寺がはやともの説明を受ける横でテンションを上げきれずにいると、「HIKAKIN!参加する!この会話に!」とまたもやさんまからチクリと刺されていた。
「バラエティ番組の収録スタジオをかねて“戦場”と呼び、芸人だろうが俳優だろうがアイドルだろうが、常に全力投球を求めるさんまにとってはこれも平常運転。しかし、自らを“テレビで育った人間”とし、YouTubeを敵視する発言を繰り返してきたさんまだけに、ややHIKAKINへの当たりが強すぎるのではないかという声も。浜口のターンで水を飲めば、“今は彼女のターン!”だと注意し、逆に邪魔をしないでいると、今度は“参加せえ!”と叱責。さんまのお約束な進行スタイルなわけですが、視聴者からは『さんまのHIKAKINへの当たり酷くね?』『ユーチューバーが嫌いなのは個人の自由だけど、テレビで堂々とHIKAKINさんをいじるのはほんまにやめて』『これはイビリ、パワハラ』との反応もありました。これまでのYouTubeへの敵視発言がチラついたため、余計にそう見えたのかもしれませんが」(テレビ誌ライター)
ただし“悪意あるイビリ”であれば、ツッコミもせずに、単純に彼の出番を減らすはず。やや強めの当たりに見えたことは否めないが、さんまの“愛あるイジり“によってHIKAKINのトークの機会が増えていたことも事実である。
(木村慎吾)