2020年は、昨年と比べて“結婚したい”意向が落ちているようです。
2020年6月5~8日に、LINEリサーチが全国の15~69歳の男女約5万人を対象に実施した『出会い・結婚に関する調査』で、10~40代で結婚の意向がある人は約6割、2016年の調査からは9ポイント減少していたそうです。この傾向は、新型コロナウイルスの影響からでしょうか?
結婚したくない理由として、男女ともに「ひとりの方が自由/気楽だから」が、10~40代のすべての年代で1位に。「結婚の必要性を感じないから」も、各年代で上位に入っていました。
とくに40代の女性では、結婚したくない理由の2位が「すでに結婚を経験したことがあるから」、3位が「結婚の必要性を感じないから」と「お互いの家族/親せきの付き合いが大変そうだから」で、さすが40代!人生経験の豊さが結果に表れていました。
反対に、結婚の意向がある人に結婚したい理由を聞いたところ、男女ともに「好きな人といっしょにいたいから」が上位となりました。30代以降になると、「精神的な安心感が得られるから」「ひとりだと老後が心配/不安だから」などの声も多く、精神的な支えが欲しくて結婚をしたいと思う傾向がみられました。
今、世界的に新型コロナウイルスの影響があり、結婚にも大きな影響が出ています。米国では「婚姻率が過去最低になった」と、米国立衛生統計センター(NCHS)により報告されています。とはいえ、日本では結婚相談所の入会数が増えているところもあるようで、コロナ禍による不安で結婚への意識が強まっている側面もあるようです。
さまざまな意見がありますが、いずれにしても結婚するかしないかは、時勢などに惑わされず、冷静に考えいきたいものですね。