家ナカ時間が増えている今、掃除やDIYなどに取り組む人も多いといわれます。そんな中、何か家の中のモノを「修復」してみるのもいいかもしれません。
瞬間接着剤「アロンアルフア」で知られる東亞合成が実施したアンケート調査では、69.2%が自宅内に何らかの破損放置物があると回答。破損とは、「はがれた、めくれた、かけた、外れたなど」のもののことで、それらを放置している人が7割近くもいるということ。我が家にも、きっと放置している何かしらの破損物があるでしょう。
こうした破損物を瞬間接着剤でササっと修復し、家を“整える”ことで、より家ナカ時間も充実しそう。そこで、瞬間接着剤の知っていると微妙に役立つ豆知識を紹介しましょう。
■温めるとくっつきやすくなる
アロンアルフアは「温めるとくっつきやすくなる」そう。公式サイトには、温度が低いと硬化が遅くなり、接着しにくくなると書かれています。屋外使用時などで気温が低いときは、あらかじめ被着物(くっつけるもの)を30~50度程度に温めると効果的なんだとか。「なかなかくっつかない」というときには、試しに温めてみましょう。
■冷蔵庫に保管すると長持ちする
瞬間接着剤を使った後、どこに保管していますか? アロンアルフアやコクヨの瞬間接着剤「レッドテック」の公式サイトでは、冷蔵庫に保管すると長持ちすると書かれています。とはいえ、使用時は室温に戻してから。先に述べたように、温度が低いと接着力が弱くなる上、結露で容器の周りについた水滴が容器内に入って固まりやすくなる可能性があるとか。また、冷蔵庫に入れておくと、目薬や食品と間違う恐れがあるので注意が必要だと、両方のサイトで注意喚起されています。くれぐれもわさびチューブなどと間違い、お刺身につけてしまったりしないようにご注意を。
■誤って口に入れてしまっても慌てない
人間、誰しも間違えることはあります。瞬間接着剤を誤って口に入れてしまったときには、どうすればいいのでしょうか。強力瞬間接着剤を手がけるモリトクの公式サイトでは、口の中は水分が多いので、接着剤の量が少なければすぐに固まることから、慌てずに大量の水で口をすすぎ、固まったものを手で取ってくださいと書かれています。とにかく慌てて飲みこむことのないようにしたいですね。
瞬間接着剤と一口にいっても、いろいろな種類・用途があるため、これらの豆知識がそのまま当てはまらないこともあります。使用前に、該当のメーカーの説明をしっかりチェックしてから使用しましょう。
Instagram上では、瞬間接着剤を使って、お気に入りのシャープペンやマグカップを修復したという人がいた他、ピアノの鍵盤が割れたのでくっつけたという人までいました。そして、このコロナ禍の中、アロンアルフアが2020年8月31日まで「ととのえたい(直したい)」箇所の写真や、実際に「ととのえた(直した)」ものや場所などの写真を募集しています。
この夏、自宅で時間を持て余したときには、瞬間接着剤で何かを直してSNSでアピールしたり、キャンペーンに応募したりすることで、修復のモチベーションもあがるかもしれませんね。