お笑いタレントの劇団ひとりが7月28日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)に出演。妻でタレントの大沢あかねとの結婚を、先輩のダチョウ倶楽部・上島竜兵に報告した当時のやり取りを振り返っている。
番組では、「1番お世話になった先輩、婚姻届の証人ではっきりする説」を検証すべく、様々なタレントに結婚時の証人を誰に依頼したか調査。劇団ひとりは、同じ芸能事務所「太田プロ」の先輩である上島と、大沢の祖父・大沢啓二氏に頼んだと明かした。
下積み時代からずっと世話になってきたとの理由で上島を選んだというひとりだが、証人の話を持ちかけた際には上島から「もし離婚した場合は俺が慰謝料払うのか?」と即座にカネの心配をされたと回想。劇団ひとりは「違いますよ。迷惑はかけません」と説明したものの、婚姻届の署名と捺印をしてもらった際にも上島の“カネの心配”が垣間見えるような出来事があったようだ。
ひとりは上島を西麻布の高級レストランに招いて署名と捺印を依頼。証人になってくれたことへの感謝の想いから、上島がトイレへ立ったタイミングで素早く会計を済ませたところ、それを知った上島から「こんなめでたい席で自分で支払うバカがいるか」と怒られてしまった。
支払う気満々の上島はひとりへ「領収書を出せ」と迫り、実際にその会計額を確認すると、結構な金額だったからか、「今度から気を付けろよ」と返されたという。
「まさにダチョウ倶楽部のコントのまんま。結局、高級レストランでの会計はうやむやとなり、上島は支払いをごまかしたことを突っ込まれまいと、あえて怒っているような空気感を醸し出していたようです。こうした“上島ネタ”は同じく太田プロ所属の有吉弘行や土田晃之からも度々披露されますが、有吉によれば“竜兵会”に属する若手は収入が全く無い時期にも毎日のように上島からご飯をご馳走されていたため、食いっぱぐれることはなかったとのこと。高級レストランで見事な会計スルーを見せた上島ですが、ひとりからすれば、いい恩返しの機会になったと感じているのでは」(芸能ライター)
「竜兵会」は太田プロに属する芸人同士、縦の交流を図りたいとの思いで2001年頃に発足させ、現在は有吉や土田など、多くの芸人がボスを凌ぐ人気を獲得。愛弟子たちの出世や結婚の報告は、上島にとって何よりの朗報といえるのかもしれない。
(木村慎吾)