タレントのミッツ・マングローブが8月4日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、新型コロナウイルス感染の疑いがあった期間中は家から一歩も出ずに自主隔離していたと明かしている。
番組では、コロナへの感染で入院していた患者が病院を脱走したとのニュースを取り上げ、実際に感染の疑いがあったミッツに見解を求めた。
「私の場合は自主隔離っていうか、凄くグレーゾーンで感染したかしてないか分からないけど、とにかく具合が悪いと」と切り出したミッツは、4月10日に発熱や味覚障害の症状が出た際の様子を振り返った。最終的にPCR検査を受けるには値しないと判断され、実際にコロナに感染していたどうかは分からないまま体調が回復。「現時点で私がコロナウイルスを他者に感染させるリスクは極めて低い」と医師から診断されるまでは自宅で待機し続けていたという。
また、ミッツはコロナ感染への疑いがあることを公に発表したことで、「同じマンションに住む住人の方はすごい不安を抱えたと思うんですよ。私が住んでいることを知っているから」と近隣住民への影響を危惧。「だからすぐに管理会社に電話して、ここから最低1カ月はエレベーターに乗りません、共有スペース使いません、ゴミ出しもしませんというのを全ての住人さんに伝えていただけますかと。自分の部屋にしか居ませんからお願いします」と伝え、自主隔離を徹底しただけでなく、それを間接的に周囲に伝えることで住人の不安も解消させていたようだ。
続けて、ミッツが「それぐらい自分を律することがないと、安心安全を他者と共有できない」と話すと、タレントの高橋真麻からは「すごい意識が高い」と称えられている。
「発熱や味覚障害に苦しみながら、真っ先に近隣住民への配慮を見せ、管理会社を介して自身の自主隔離の徹底を伝えてもらうという一連の行動からは、ミッツの危機管理能力の高さや周囲への思いやりすらも窺えます。著名人であるが故に、体調不良の公表が即座にマンションの他の住民のパニックに繋がってしまうわけですが、その後の適切なケアにはネットからも、『立派だわ!』『偉い そこまでやるとは』『これは素晴らしい』『管理会社にまで連絡して住民全部に自分の事を伝えてもらうなんてなかなかできることじゃない。気遣いできる人ですごい』といった称賛が寄せられました」(芸能記者)
最低1カ月間の生活ゴミの管理や食事の手配など、一般人がミッツの自主隔離を100%真似することは難しくとも、その意識の高さを見習う必要はあるかもしれない。
(木村慎吾)