視聴率打開策は一択!ムロツヨシ主演「親バカ青春白書」にドラマ好きの本音

 ムロツヨシの主演ドラマ「親バカ青春白書」(日本テレビ系)の第2話が9日に放送され、世帯平均視聴率が8.5%だったことが11日に分かった。

 同作は人気演出家・福田雄一氏によるオリジナルコメディー作品で、ムロはまな娘のさくら(永野芽郁)を心配するあまり、同じ大学へ進学したシングルファーザーの「ガタロー」こと小比賀太郎を演じている。

 福田作品に初参加となる新垣結衣がガタローの妻・幸子役を演じることでも注目を集め、初回放送の視聴率は10.3%を記録。2桁発進で好スタートを切ったが、今回は1.8ポイントダウンとなった。

 初回放送はとりあえずお試し視聴する層も多いだけに、第2話で視聴率を落としてしまうのも仕方がないところで、そうしたパターンはこの作品に限ったことではない。しかし、初回放送後の視聴者の反応を見る限り、この先の雲行きも怪しいところだ。

「まず視聴率ダウンの要因に挙げられるのが新垣の出番の少なさでしょう。亡き妻という役どころとあって仕方ない部分はあるものの、初回の出演シーンは仏壇に置かれた遺影が映るシーンと、ガタローの回想シーンのみで出演時間はわずか1分足らず。新垣目当てで視聴した人からは『ガッキーの出番少なすぎだろ』『これはもう詐欺だろ』など、不満を露わにする声が目立っていました。第2話の新垣の出演時間はやや増えたものの、それでも1分ほどでやはり新垣ファンとしては物足りなさを覚えてしまうのも無理はないでしょうし、とりあえずは第2話も視聴したものの、ここで見切りをつけたという人も多かったようです」(エンタメ誌ライター)

 さらに主演のムロの演技についても「どんどんオーバーになってて、ウザくなってきた」「ムロからの“俺って、面白いでしょ”の押し付けがすごくて、見てて疲れるドラマ」「ムロさんは脇役ぐらいがちょうど良い」などといった声が上がっており、視聴者にはいまひとつ不評のようだ。

「福田作品常連のムロですが、主役を張るタイプというよりは脇役で少ない出演時間でも癖の強い演技で存在感を出していくという出演パターンが好評で、現在の地位を確立したといっても過言ではありません。それが主演となってしまったことで、延々とコントを見せられているようなクドさがあるのは否めません」(前出・エンタメ誌ライター)

 この調子では視聴率が右肩下がりになっていくのは容易に想像できてしまう。とはいえ、今さらムロが極端に落ち着いた演技にシフトするのもあまりに不自然。ここはやはり単純ではあるが、新垣の出演時間を増やすのが手っ取り早い方法か?

(本多ヒロシ)

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