お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造が8月16日に自身のインスタグラムアカウントを更新し、YouTube生配信における新型コロナウイルスへの対策の甘さを謝罪した。
遠藤は8月8日、極楽とんぼの山本圭壱、品川庄司の庄司智春、じゃぴょん桑折らと「軍団山本チャンネル」のライブ配信に出演。動画内で、出演者同士は互いのソーシャルディスタンスを設けず、マスク着用も無し、当然アクリル板も設置していないテーブルを囲む“密な環境下”でトークを繰り広げていた。
結果的に、上記4名全員が15日までに新型コロナウイルスへ感染する事態となり、遠藤は「この度は、YouTube撮影の際、感染対策が不完全だった為に、集団感染が起こってしまった可能性があります」と説明。続けて、「感染予防、拡大防止に適してなかったYouTube動画に関しては、所属事務所の判断で非公開にしております」「12日に症状が出てからは、検査以外で人との接触を断って生活してます」とし、「自分たちの対策の甘さからこの様な事になり本当に本当に申し訳ありませんでした」と謝罪している。
この遠藤の投稿に対し、コメント欄には「芸能人だから目立つだけで感染不十分の一般企業なんてわんさかありますよー」「お大事にしてください!気をつけていても感染してしまいます!謝らないでください!」「今はゆっくりと回復に専念してください」といった温かい声が寄せられたが、動画を非公開にした点や、コロナ対策がほぼ皆無だった点には厳しい指摘も集まった。
「遠藤は問題となった生配信について、“感染対策が不完全だった”と説明していますが、動画では対策を施す意識が伝わるような場面はほぼ皆無で、視聴した人からは『対策を手探りでやってるような状況ならともかく、完全に舐めてる放送だったからね』『感染対策が不完全とかじゃなく、感染対策をしていなかったという方が正しいと思います』との反応が出ています。また、所属事務所の指示で動画は現在非公開扱いとしていますが、世間からは『この様なことをしたら感染しますよっていう警鐘のために公開してほしい』『動画は削除しないで良かったと思う。どれくらいの大声や距離であれば感染するかの参考になる』など、公開すべきとの意見も見受けられます」(週刊誌記者)
コロナへの油断や意識の低さが小さなクラスターを巻き起こしてしまった今回の事態だが、山本らと同じ吉本興業に所属するロザンの宇治原史規は10日、コンビの公式YouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」を更新。YouTube配信を行っている吉本の芸人の中に、会社から指示されたYouTube撮影時のコロナ対策ガイドラインを守っていない者がいるとして、苦言を呈していた。名指しこそしていないが、ネットではこの宇治原の怒りの指摘は8日に配信された軍団山本の動画に向けられたものではないかと見る向きが多い。
軍団山本の長であり、メンバーの中で最も芸歴が長い山本は感染回復に努めると同時に、今後の撮影スタイルについて再考するべきなのかもしれない。
(木村慎吾)