ジャニーズ一色の「24時間テレビ」を脅かした広末涼子の歌声

「24時間ジャニーズ祭り」と言われるほど、ジャニーズ一色だった今年の「24時間テレビ」(日本テレビ系)。だが8月23日未明の深夜帯には、そんなジャニーズのタレントたちにとってなんとも不都合なシーンが映し出されたようだ。

 同時間帯には「朝まで眠れない 日テレ系伝説の映像解禁100連発~もう一度見たい24時間テレビパフォーマンス名場面~」と題して、過去42回の放送から選りすぐりの場面をまとめた企画を放送。そこで映し出された「ジャニーズパーソナリティー初登場9連発」について、芸能ライターが振り返る。

「『24時間テレビ』ではジャニーズのグループがパーソナリティーを務めるのが恒例で、各グループが初登場した場面を歌唱シーンと共に一挙大紹介するというコーナーでした。1997年(第20回)のKinKi Kidsは『硝子の少年』を熱唱し、それ以降もTOKIOが『この指とまれ!』、V6が『愛なんだ』、嵐が『SUNRISEニッポン』、KAT-TUNが『Real Face』、そしてNEWSが『weeeek』を披露。ここまでは良かったのですが、2011年(第34回)の関ジャニ∞は『宙船』を熱唱するも、どうにも音程があやふや。2014年(第37回)の『オモイダマ』も調子が外れ気味で、Hey!Say!JUMPの『明日へのYELL』やSexy Zoneの『Sexy Zone』の歌にも同様に驚きの声が続出していましたね」

 さらに、ジャニーズグループの後に放送された女性タレントの歌唱シーンで、視聴者はその落差により驚かされることになる。

「1998年(第21回)には当時18歳の広末涼子がチャリティーパーソナリティーを務め、西田ひかるとのデュエットで『Diamonds』を熱唱。この歌声が実にのびやかで、聴きごたえがあったのです。この時代はイヤーモニターがなく、決して音響が良いとは言えない日本武道館のステージでグワングワンとモニターの音が回るなかの歌唱ですから、音感が相当良くないとあれだけの歌唱はできないはず。歌のイメージはあまり強くない広末ですが、高い音程にもスコーンと合わせられる音感は、当時から代表曲『MajiでKoiする5秒前』のライブ歌唱などで発揮されていたものです」(音楽ライター)

 超貴重と銘打った映像を連発した「24時間テレビ」だが、視聴者にとっては広末の美声を実感できたことが超貴重だったのかもしれない。

(白根麻子)

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