「ママがズバ抜けて一番上。私と弟が結構下にいて、犬3匹がいて猫もいて、(ずっと下の)この辺にパパがいる」
2016年に放送されたバラエティ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)に出演した蓮舫参院議員の長女は、家庭内の序列を問われてこう答えた。これに蓮舫氏が同調し、ご主人も「植物以下ですね」とコメントしたことから、〈夫への虐待ではないか〉と炎上したことは記憶に新しい。
立憲民主党の蓮舫参院幹事長と夫でフリーライターの村田信之氏が8月7日に離婚していたことがわかった。
これまで信之氏は、多忙な妻に代わり、家事・育児のほとんどを切り盛りする“主夫”だったという。長男の村田琳はアイドルグループ「VOYZ BOY」の一員として芸能界デビュー、双子の娘もこの春に就職内定を得て、このタイミングでの離婚となったようだ。ただ、あまりにも“妻上位”のイメージが強かったため、「ポイ捨て離婚」などとも揶揄されている。
これに対し蓮舫氏は円満離婚を強調、国政に身を置く自分と地方に生活拠点を移したい夫の人生観の違いが離婚理由だと、週刊文春の取材に答えている。また“ペット以下”扱いについては「本心ではない。テレビでネタとして言っただけ」と釈明しており、籍を抜いた後も仲は良いという。
だが、離婚後に岩手・釜石市に移住した信之氏は、同誌の取材に対して「釜石で復興支援をしようと思っていた時、離婚を切り出された」「悩む暇はなかったですね。悩んでも聞いてくれる人ではないので」と答え、「もともとペットより下の観葉植物以下でしたから、今度は自分で光合成するぞ(笑)」と自虐している。
双方の言葉を聞く限り、憎しみ合っての別れではなさそうだが、用をなさなくなった夫は体よく“仕分け”されてしまったようにも思えてしまうのである。