色彩心理学では、強い色調の服は悩みを増長させるといわれています。ですから、はっきりした色彩のものは、恋の悩みの渦中にいる間は着ないことをオススメします。
もちろん、どんな色にも必ずいい意味と悪い意味があります。あなたが元気なときには強い色のプラスの意味を受け取れますが、弱っているときには色に負けてしまうのです。恋愛に疲れたときには、濃い色の服は捨ててしまうか、クローゼットの奥にしまいこんでしまいましょう。心が回復しやすいですよ。
例えば赤。色彩心理学的には、赤はセクシー、生殖、行動力、肉体派などを表し、あなたが元気なときには恋を後押ししてくれるパワフルな色です。しかし、赤にはイライラ、怒り、ヒステリーなどの意味もあるため、マイナス思考のときに身につけるのはオススメできないのです。
次に紫。紫色には高貴、気高い、投資、予測などのプラスの意味がありますが、マイナスの意味としては自閉的、孤独、閉塞感です。元気がないときに紫色の服をまとってしまうと、さらに孤独感が増し、悩みを解消することから遠ざかってしまいます。
黒もやめておくほうがいいでしょう。黒には自己主張、勝ち組などのパワフルな力がある一方、否定、シャットアウトなどのマイナスの力もあります。周囲の人との間に壁を作りやすい色なので、要注意です。
逆に、恋に悩むときにオススメなのはピンク色。この色は人の心を和ませてくれます。その特徴から、海外のある牢獄の壁の色にも用いられているようです。やさしさ、愛情、友情などの意味もあり、恋の悩み解消にいい色といえます。ただし、ショッキングピンクはダメ。赤と同様に刺激が強過ぎるので、淡いピンク色の服を選びましょう。
次にオススメなのは薄めの穏やかなパステルグリーン。この色にはリセット、再生、やり直すという意味があり、まさに悩みの渦中にいる人に向いている色。他にも、クリーム色や薄い水色など、基本的にパステル調で刺激の少ない色がいいでしょう。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)