窪田正孝主演の朝ドラ「エール」(NHK)が9月14日より再開した。その冒頭、窪田演じる裕一に弟子入り志願する田ノ上五郎役をお笑いトリオ・ハナコの岡部大が熱演。注目を集めている。
作曲家・古関裕而と妻で歌手としても活躍した金子をモデルに、音楽とともに生きた夫婦を描いたこの作品。裕一への弟子入りが叶った五郎と、文学の新人賞を受賞して上京して来たヒロイン・音(二階堂ふみ)の妹・梅(森七菜)が古山家に暮らし、修業の日々を過ごすことに。梅と五郎、2人はなんとなくお互いを気にしだし、さらに裕一の親友・久志(山崎育三郎)が梅に一目ぼれ。14日の放送直後には「#エール」がトレンド急上昇ワードに浮上するなど、華々しい再スタートとなった。
この展開には、直後の「あさイチ」(NHK)のMC陣による“朝ドラ受け”も大盛り上がり。三角関係を巡って、博多大吉と近江友里恵は五郎派、博多華丸が久志派で激突。しかし、イケメンのプリンス、久志と争う相手が岡部演じる田舎丸出しの五郎とは、なんともアンバランスの極みではあるまいか。
「お笑いコンビ・ハナコは2018年に『キング・オブ・コント』を制し、今や霜降り明星などとともに『お笑い第七世代』として活躍する実力者。ボケ担当の岡部の坊主頭で小太りの強烈なキャラはここに来て、ドラマ界でも注目を集めています。岡部は今回、五郎役のオーディションに参加した際、顔を赤くして涙を浮かべ『先生、弟子にしてください!』と迫真の演技を見せ、演出・スタッフ満場一致で五郎役に抜擢されたそうです」(芸能ライター)
岡部は今夏、大ヒットした多部未華子主演のドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)にも出演。こちらでも実直なキャラで主人公メイ(多部)の親友・薫(高橋メアリージュン)との恋を実らせている。
今後の五郎の展開、そして、岡部の活躍ぶりに注目だ。
(窪田史朗)