靴職人で歌手の花田優一がデイリー新潮の取材に応じ、そのインタビュー内容が10月7日に配信されている。
花田は25歳の誕生日である9月27日に歌手デビュー。デジタルシングル曲「純青」を発売したことが話題となったが、新たに歌手への挑戦を決意したキッカケについては「昨年末、音楽関係の友人たちと飲んでいた時に“そういえば、優一の声ってメチャクチャ良いよね”と言われたのがきっかけでした」と話し、“天性のものがあるよ”と称賛されたのだという。
また、現時点ですでに13曲ものレコーディングを完了させているとし、12月発売のアルバムにそのうちの7曲が収録される予定とのこと。ダウンロード数やCDの売上枚数によりアーティストの人気が如実に可視化されてしまう音楽界にあって、「やるからにはオリコンランキングの上位に食い込みたいですし、年末にはNHKの紅白にも出てみたい」と意気込む花田だが、靴職人としてのタスクも山積み状態のようだ。
花田は様々なジャンルでマルチな活動を展開してきたことから、「“すべてが中途半端”と叩かれまして…」とボヤくも、一方で「いまも30足から40足の(靴の)注文を抱えています。1カ月に1足のペースで仕上げており、毎日コツコツと作業を進めていますよ」とアピール。最近ではタレントとしてトークバラエティ番組に出演したり、情報番組でのコメンテーターを務めたこともあるなど、もはや“花田優一という職業”を満喫しているといえそうだ。
「花田はかつて『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際、お笑い芸人の東野幸治から『靴のオーダーって1~2カ月くらいで届くイメージやけど、もっとかかるの?』と聞かれ、『世界中の有名なブランドのオーダーシューズ(の納期)を調べていただきたい』と反論。“花田優一ブランド”の靴については納期までに『2年以上』かかることを説明していましたが、現在は30~40足の靴を月に1足というペースで納品しているということは、長くて40カ月待ち、3年以上も待たされる計算になります。花田の言う、『世界中の有名なブランド』が具体的にどのブランドを指すのか分かりませんが、さすがのルブタンやフェラガモでも40カ月も待たせることは珍しいでしょう」(女性誌ライター)
もちろん花田が歌手デビューを果たしたことでさらなる納期の遅れに繋がっているのかもしれないが、ネットでは「納期で迷惑をかけないのがプロの仕事」「靴30~40件も抱えた状態で、歌に重きを置いた場合いつ完成するの? いつまでも待ってくれる熱狂的なファンの方ならいいですけどね」「靴、人によっては3年待たせてるってことだよな。もうただのパトロンじゃないのそれ」といった反応が出ている。
とはいえ、3年以上待ってでも花田の靴を履きたいと願う客がいるのは結構なこと。求めてくれる支持者を大切にしながら今後も靴作りに励んでほしいところである。
(木村慎吾)