矢部浩之が10月9日から公開されている「クイック・ジャパン ウェブ」のインタビューでナインティナインの30年について語った。
インタビューでは過去のレギュラー番組だった「めちゃイケ」や現在コンビとして唯一のレギュラー番組である「ぐるナイ」に触れながら自身のお笑いに対する思いを吐露。さらに相方の岡村隆史が今年4月にラジオ番組「岡村隆史のオールナイトニッポン」で起こした「夜の嬢発言」騒動と公開説教についても心境を明かしている。
矢部はラジオでの公開説教の際、岡村に「今あんまりいい感じじゃないやん」と言ったことについて、「ナインティナイン見てる人は感じてるやろなと思ってましたよ。言葉にされたらさすがにショックかもしれませんけど。そんだけ距離ができてましたね。会うことも少なくなったし、僕がラジオ辞めて『めちゃイケ』終わって。会うのが『ゴチ』だけになって、あんだけ距離ができたのは初めてじゃないですかね。だから失言がなかったら、まだ距離がどうなってたかはわからない」と発言。
そして、公開説教がきっかけで岡村との関係性も変化したとも語り、「本番中というよりは、裏でめっちゃしゃべってくるようになりました。あとはプレッシャーというか『あれ言っていいかな?』みたいな確認とか、『これ話していい?』『あれちょっとやめといてくれる?』とか、めっちゃしゃべってきます。“ぽい”なあと思って(笑)。そういう話、今まではなかったので」と相方への本音を明かした。
ネットではこの矢部の発言を受けて、《ずっと距離あるイメージだった》《さらけ出しててすごいなー。それと、やべっちがすごい。相方の失言からきちんと諭して方向性みたいなの示してあげるの》《30分時代のぐるナイで催眠術をかけられブランコに揺られながら真顔で岡村への愛と尊敬を熱く語った矢部には笑ったし感動したよ。催眠術解かれて我に返りめちゃくちゃ赤面してたところまで込みで》といった肯定的な声が多数。ただ一方で、
《矢部が称賛されてるけど、こうなるまで放置だったわけだし》《岡村ばかり負担が大きいからお前はもっと働いてやんなさい》といった厳しい声もちらほら。
「矢部浩之は2010年に岡村隆史が休養した時はひとりで複数の冠番組を守り、もし戻ってこれなければ自分も辞める覚悟だったといいます。コロナ禍で起きた岡村の失言騒動の際もすぐに駆けつけて岡村の過ちを正しました。現在は距離ができていても、矢部の岡村に対する気持ちやコンビ愛の強さは変わらず感じられます。もし矢部がいなければ岡村はとっくに芸能界から消えていたかもしれません。昨今話題の相方大好き芸人ともちょっと違いますが、二人の絆が強いのは間違いないでしょう」(芸能記者)
失言騒動をきっかけにまた新たなステージに立ったナインティナイン。現在のテレビレギュラーは「ぐるナイ」のみだがコンビ愛でさらなる飛躍を期待したい。
(柏原廉)