森山直太朗「エール」での壮絶死に、視聴者は「藤堂先生ロス」

 窪田正孝が主演を務める朝ドラ「エール」(NHK)の第88話が10月14日に放送され、古山裕一(窪田)の恩師でシンガーソングライターの森山直太朗演じる藤堂先生が壮絶な戦死を遂げ、衝撃が走っている。

「このドラマは、昭和の時代に数々の名曲をこの世に送り出した作曲家・古関裕而と歌手で妻の金子をモデルにした波乱万丈の物語。今週は、ビルマに音楽慰問に訪れた主人公の古山が6年ぶりに恩師の藤堂先生と再会。楽器が弾ける兵士を集め、急ごしらえの音楽隊を結成。コンサートを始めようとした矢先に敵に襲撃され、一瞬にして修羅場と化す。朝ドラとは思えない展開に、視聴者からも驚きの声が上がりました」(芸能ライター)

 裕一をトラックの下に押し込み応戦する藤堂先生は銃撃を受け、息絶え絶えの中、必死に励ます裕一に「最後にお前に会えてよかった」「昌子(妻)と憲太(息子)、頼む」「もう一度、会いたかった」と言って息を引き取る。この森山演じる藤堂先生の迫真の演技には、「胸が苦しくなるほど素晴らしい演技だった」「俳優じゃないのになんで演技上手いんだ」「演技うまくて泣いている」といった胸の詰まるようなコメントが殺到。早くも“藤堂先生ロス”が巻き起こっている。

「森山自身もこのシーンを撮るにあたって『この週の台本を読み、胸がきしみました』とコメント。千葉県内の山林で行われた戦闘シーンに際しては、ビルマでは餓死して亡くなった人がたくさんいると聞き、可能な限り空腹状態で撮影に臨み、しかも夕暮れ時に戦時歌謡を覚えるために10キロ走っていたことも告白。暗闇の中を走ることが戦闘シーンの役作りにも役立ったと話しています」(テレビ誌記者)

 今回、本格的な演技に初挑戦した森山。この経験を経て、自分以外の人間を演じる難しさとやり甲斐を味わい、役者魂にも火がついた様子。次回主演作も楽しみだ。

(窪田史朗)

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