お笑いタレントの明石家さんまが10月18日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)に出演。レギュラー番組への復帰を果たしたチュートリアル徳井義実に対し、世間からの反感があることを明かした。
徳井は昨年10月、国税局から申告漏れを指摘され、芸能活動を休止。しばらくの謹慎を経て、今夏から徐々に仕事を再開させると、今月14日には全国放送の「今夜くらべてみました 秋の2時間スペシャル」(日本テレビ系)に出演し、地上波レギュラー番組への復帰を果たした。
だが、さんまによると、この徳井の復帰が原因でスポンサーには苦情も寄せられたという。
ラジオの中でさんまは徳井について「帰ってきて良かったんですけど、まだまだ徳井も時間がかかって。今、スポンサーさんのところへ苦情とか色々あるみたいで、『そう簡単には(許されない)』っていうことらしい」と前途多難であると話し、「でも帰ってきたからな。『これで良い』っていうことはないけど、これからがまだまだ大変だということで。やってしまったことやからな」とも語っている。
「今夜くらべてみました」では冒頭、反省した徳井が「私自身の至らなさのせいで、この番組を1年間ほどお休みしていました」とし、今後は「国民の義務を果たしていこうと思います」とコメントしていた。
「45歳の人間が口にした『国民の義務を果たしていこうと思います』との弁には、世間からも呆れ声が飛び交い、『当たり前のことを40過ぎて言うなよ』とのツッコミも出ていました。ただ、ネット上のみの批判だけでなく、スポンサーにもクレームが入っているのであれば、さんまの指摘する通り、まだまだ試練が残されていると言えそうです。とりわけ、毎年自発的に納税の手続きをしなければならない自営業者からの怒りの声が根強く存在し、『うっかり申告漏れやミスはあり得ない』『なぜ罰せられないの?』『自営業者なら徳井の行動は完全に許せない』『よくスポンサーはOK出したな』との反応が続出。3年に及ぶ無申告をわずか1年の謹慎で済ませるのは軽すぎるとの指摘もありました」(週刊誌ライター)
なお、徳井は他にも日本テレビの看板番組である「しゃべくり007」で相方・福田充徳と共にレギュラーを務めていたが、こちらの復帰は未定のまま。
日テレは徳井の復帰に関して「番組ごとに判断する」と説明しており、今回の「今くら」が観測気球になりそうだ。
(木村慎吾)