お笑いタレントの今田耕司が10月24日放送の「特盛!よしもと今田・八光のおしゃべりジャングル」(読売テレビ)に出演。元国税局員で現在は芸人のさんきゅう倉田からYouTube投稿をやめるよう警告されている。
日本大学の理工学部出身で、東京国税局におよそ2年勤めた後、2010年にお笑い芸人としてデビューした倉田。局員時代の経験を生かし、番組では国税局が申告漏れの情報を入手する方法について、「タレコミも入ってくる。基準は、一般的には売り上げがすごく伸びているけれど経費もすごく多い会社とか。というのは表に出ている情報で、これ以上は言えないです」と説明した。
今田から「なんでも言うてええわけじゃないの?」と聞かれると、倉田は「守秘義務がまだ残ってるので」と答え、たとえカメラが回っていない楽屋での談笑だとしても詳細を話すことは禁止されているという。
また、倉田は毎年高額の納税をしている吉本の売れっ子・今田に「今すぐにYouTubeをやめてください」と警告。その理由としては「自宅が映ることで、こういう調度品があるとか、こういうものを貰っているとか、国税の人が把握できるから」だと話していた。
「倉田のこの指摘は、今田が毎年きちんと申告をしていないことを前提にしたようなもの。年収や受け取ったものに対してしかるべき金額の税を納めていれば、部屋を映そうが、調度品があろうが、何も問題はないはず。おそらく、今田が会長を務める“アローン会”に属するチュートリアル・徳井義実が申告漏れを指摘されたことから、親交の深い今田へこうした助言を送ったのでしょう。しかし、『申告漏れにならないよう気を付けてください』と告げるならまだしも、『部屋を見られるからYouTubeを辞めてください』とのアドバイスでは、まるでバレない為の助言をしているような印象すら与えます。また、倉田が2年ほどで国税局を退職している点についてもネットから『2年でプロを語るな』『1年や2年では会社や組織のことは分からないまま終わる。重要な仕事は任せられないから』『“これ以上は言えない”って、言えるけど言わないんじゃなくて、知らないから言えないんじゃないの』とのツッコミも寄せられました」(テレビ誌ライター)
2019年は闇営業騒動と徳井の申告漏れが発覚しており、吉本芸人はくれぐれもカネの問題に悩まされないよう注意してほしいところである。
(木村慎吾)