「プロの国税が刑事事件に値しないと決めて、それで追徴課税を払いました。それ以上どうせえっていうの? 徳井からしたら、次は何したらええの?」
お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが10月24日放送の「胸いっぱいサミット!」(関西テレビ)に出演。14日に「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)でテレビ復帰したチュートリアル・徳井義実への世間の批判に反論した。
徳井は昨年10月に国税局から申告漏れの指摘があったことが発覚し、芸能活動を自粛。およそ1年の休止期間を経て、全国放送の舞台に戻ってきた。
しかし、数年間に及ぶ無申告という不祥事を起こしながら、わずか1年で復帰した徳井には逆風も強く、こうした世論に対し、せいじはあくまで個人的な見解だと前置きして、冒頭のようにコメントしたのだ。
続けて、せいじは「追徴課税払って、それ以上何もこいつはしようがないんやから、バリバリ仕事させて納税させるしかない。国税が刑事罰に値しないと決めたんやから、それをガチャガチャ言うのは違うと思う」とも主張した。
「徳井に限らず、不祥事を起こした芸能人の謹慎期間について、何が正解かという基準はない。結局のところ、スポンサーやテレビ局サイドが、徳井を起用することで生じる批判やクレームのデメリットよりも、起用によって得られるメリットの方が大きいと判断したことになります。10月に謝罪会見を開き、すぐに追徴課税も支払った徳井に関する『それ以上どうせえっていうの?』『国税が刑事罰に値しないと決めた』とのせいじの指摘には、『ある意味正論』『確かにそう思う』『最後はスポンサーが判断すること』などと理解を示す声もありました。ただ一方で、刑事事件を起こしたわけではないアンジャッシュ・渡部建については一向に復帰の目処は立たず、逆に刑事事件を起こしたタレントがテレビに復帰した例もありますから、こればかりはケースバイケースですね」(芸能記者)
せいじ自身も2019年には半年間で2度の不貞をスクープされる“快挙”を達成しながら、謹慎することなく芸能活動を継続している。
何が正解か明確ではないが、1度しくじっても再びチャンスが与えられるような寛容な世の中であってほしいというのが、せいじの願いのようだ。
(木村慎吾)