NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、主人公・常子にプロポーズする帝大生・星野役を演じた坂口健太郎。第60話で、星野が大阪に旅立ち物語から姿を消すと、ネットでは「星野ロス」が急増していたという。
「坂口健太郎さん演じる星野さんがもっと見たい」「プリーズカムバック」「しばらく見られなくなるのは寂しいけど、いつか再会できることを願います」などの書き込みが殺到。出演期間がそれほど長くなかったにも関わらず、人気ぶりはかなりのものだった。
「“塩顔男子”で近年人気が出て来た坂口ですが、あえてイケメンを封印して、生真面目で朴訥な青年を演じたのが逆に良かった。再びドラマに星野を登場させてほしいという声が数多く聞かれます」(ドラマ関係者)
「とと姉ちゃん」では、他にも様々な“ロス症候群”が発生している。主人公の幼少時代に父親だった西島秀俊演じる竹蔵が亡くなった時も「竹蔵ロス」なる現象が起きた。さらに、小橋ファミリーが住み込みで働いていた森田屋が戦争のために閉店し、群馬県に移転。その時の別れのシーンでも別れを惜しむ書き込みがブログやツイッターなどで相次いだ。
「前作『あさが来た』で“五代ロス”が起きて以来、他のドラマでも“ロス症候群”がたびたび言われてきましたが、ひとつのドラマでこんなに起きているのは珍しい。物語の登場人物と役者の持ち味が見事にマッチしていることが要因でしょう。最近のNHK連ドラの中では、一番キャスティングに成功した作品なのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
先週、及川光博演じる五反田が、出征のために姿を消した。次の「ととロス」は“五反田ロス”に決定かも?