高畑充希がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の第16週(7月18日~23日)の平均視聴率が、24.0%を記録、自己最高を更新した。テレビ関係者が語る。
「20日に放送された第93話の視聴率は25.3%で、2014年度後期の『マッサン』を超えました。高畑さんや小橋家の人たちの演技はもちろんのこと、やはり唐沢寿明さん演じる花山伊佐次が雑誌作りに関わるようになり、面白くなってきましたね。唐沢さんは1988年の『純ちゃんの応援歌』以来の朝ドラですが、彼自身、この作品で注目され、しかも奥様の山口智子さんと出会っていて、朝ドラには特別な思いがある。普通に演じるのではなく、才能豊かな高畑さんにとって最高の作品になるよう、アドリブなどを入れて化学反応を起こそうと色んな工夫をしていますよ」
高畑の演技力を引き出しているのが唐沢なら、メンタルのほうはあの大物女優がしっかりとフォローしているという。
「朝ドラは長丁場ですから、気持ちをキープするのが大変です。そこで高畑さんの力になっているのが、舞台で共演以来、仲の良い小泉今日子さんです。小泉さんは高畑さんが煮詰まったタイミングで自然に飲みに誘っています。高畑さんが演技の悩みを話しても、小泉さんは『まぁ、飲もうよ』と、芸能界と関係のない話をするだけ。それが高畑さんにとっては凄く気分転換になっているそうですよ」
「あまちゃん」で共演した能年玲奈にも慕われ、朝ドラ女優の大変さを肌で感じている小泉。妹のように可愛がっている高畑への飲みの誘いは、最高のエールなのだろう。
(長谷部葵)