11月2日、18年放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」の主演が鈴木亮平に決定したことが発表された。役作りのためには体重の増減もいとわないという鈴木。今回の大役に相応しいという声もあるが、決定に至るまでには紆余曲折があったのだという。
「もともと主役は堤真一に内定していたのが9月になってから断られたということで、さまざまな憶測が流れていました。下馬評では香川照之、阿部寛、SMAPの木村拓哉などの名前が挙がっていたのですが、なかでもジャニーズ事務所としては役者としての地位を上げたい木村を強く推していたと言われています」(週刊誌記者)
だが、写真こそ残っていないとはいえ、大柄でずんぐりむっくりなイメージの西郷役では、やはり木村には分が悪かったのかもしれない。また、鈴木抜擢の理由はそれだけではないという。
「『西郷どん』は作家の林真理子氏が雑誌『本の旅人』(KADOKAWA刊)で連載中の小説ですが、著者の意向も大きかったのでしょう。林氏は2年ほど前にバラエティ番組の『ぴったんこカンカン』(TBS系)で、当時のNHK朝ドラ『花子とアン』で大人気の鈴木と共演しているのです。冒頭から林は鈴木の『話し方が好き』などと盛り上がっていましたが、鈴木からも林氏は『自分の妹に似ている気がする』と言われて舞い上がっていたんです。端整な顔立ちの役者から妹に似ていると言われて嫌な気がするわけはありませんからね」(女性誌記者)
大河ドラマファンにとっては、おもしろいドラマが観られればいいだけの話なのだが。
(伊藤その子)