昨年は世界歴代最高得点を達成し、世界ナンバーワンと言われる羽生結弦選手。そのみずからの記録を更新すべく、今季のSPにはこの春に急死したプリンスのロックナンバー「レッツ・ゴー・クレイジー」を選び、プリンスの世界観を表現しようと試みている。
GP初戦のカナダ大会では、白のプリンス風衣装だったが、先日のNHK杯では紫の衣装で雰囲気をガラリと変えて登場し、会場をどよめかせた。
「カナダ大会では、SPで4位と出遅れ、結果も総合2位でした。スケート選手も験担ぎで衣装を変えることが多いのですが、羽生選手も『悪いイメージもあったので変えました』と白から紫にしたんです」(スポーツライター)
羽生選手自身も「上着を脱いだとたん、(観客が)『うわ~っ』ってなったのでうれしかった。ブライアン(コーチであるブライアン・オーサー)も『良かったね』と言ってた」とコメント。観客の反応も上々だったようだが、ネットでは賛否の声が渦巻いているという。
「プリンスらしさを重視する人や、白の色の高潔さが羽生に合っているという人には紫は不評のようです。反対に、氷上では紫のほうが映えるうえに、羽生選手にも紫色のほうが似合うという声も。賛否両論ありますが、羽生選手のファンは総じて『本人がよければいい』という意見のようですね」(前出・スポーツライター)
なかには、紫でいいけれど生地が薄くて透ける気がするから改善してほしいという声も。羽生選手だけでなく、衣装もさらに進化していくようだ。
(芝公子)