「純烈」のリーダーであり、プロデューサー的な役割を兼ねる酒井一圭(41)は、どうして「平均身長183センチのムード歌謡グループ」を思いついたのか? 酒井は「逆転あばれはっちゃく」(85年)の主演を務めるなど名子役として知られ、さらに「百獣戦隊ガオレンジャー」(01年)の牛込草太郎/ガオブラック役で戦隊ブームの“中興の祖”となった。
そんな酒井に悲劇が訪れたのは07年のことだった。
「自主映画を撮っている時に左脚を複雑骨折してしまって、しかも、2人目の子供が女房のお腹にいるって時だったんです。これは、芸能界に見切りをつけなきゃいけないかな‥‥と考えていたら、いろんな人がお見舞いに来てくれて、まだ辞めるわけにはいかないなって」
酒井は、続けるにしてもどう展開していけばいいのか考えた。そして閃いたのが、自身と同じく「戦隊ヒーロー出身」を中心としたユニットの結成。酒井の番組からは玉山鉄二がスターになったが、それ以外にも埋もれている逸材は多く、何とか世に出したいと思ったのだ。
「そこでジャニーズのようなムード歌謡グループとひらめいたんです。僕はプロデューサーに専念するつもりだったんですが、縁あってプレイングマネージャーとして自分も歌うことになりました」
昨年秋からNHKの歌番組や各局のワイドショーで「純烈」の出演は急増した。この“現象”をリーダーはどう受け止めているのか?
「手応え? まだまだです。今、このくらいで『その気』になってしまうのが1番危険。これまでの9年間と同じように、引き下がらず、1歩ずつ前に出て行きたいと思います」
そんな「純烈」の魅力あふれるフォトと詳細インタビューは、全国のセブンイレブンほかで発売中の「Asa-Jo Premium(アサジョプレミアム」にてたっぷりと掲載されているので、一読してみてはどうか。