2016年12月26日、林田達也(34)のラストライブとなったTOKYO FMホールは、スマイル王子こと林田のイメージカラーであるピンクの花で埋めつくされた。親孝行を第1のモットーとする「純烈」であるが、林田の脱退理由もまた「家族のサポート」にあった。
「僕自身も15年1月に腸の病気で2週間ほど休んだことがあり、体調面の管理は大事だと改めて思いました。母親が3年前にステージ4の子宮頸がんになり、父親が重度の糖尿病になった。さらに、8月に祖母が亡くなったこともあって、今、家族のサポートをやらないと後悔すると思ったんです」
卒業の発表はファンにも動揺を与えたが、メンバーも最終的には林田の意思を尊重。林田は9年間の「純烈」としての活動にいったん、休止符を打った。
「メンバーとは家族以上に一緒の時間を過ごしました。1つ1つのステージを楽しんできましたし、常にライブの場があったことはいい思い出です。僕はソロパートでは鶴岡雅義と東京ロマンチカさんの『小樽の人よ』が持ち歌なんですが、小樽は祖母や父が生まれた場所でもあり、より大事に歌うようになりました」
林田は16歳でビジュアル系バンドのボーカルとしてデビューし、縁あって「純烈」の一員となった。今後の活動は未定だが、1つだけ心に決めていることがある。
「この先、歌わせていただける場があったとしても『純烈』以外で歌う気はありません。もし何年後か、また戻るような機会があったとしたら‥‥それは慎重に考えたいと思います」
そんな「純烈」の魅力あふれるフォトと詳細インタビューは、全国のセブンイレブンで発売中の「Asa-Jo Premium」にて掲載されているので、ぜひチェックしてみていただきたい。