平成29年度後期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインに、女優の葵わかなが抜擢された。2378名の中から選ばれた葵は、今年の受験で慶應義塾大学総合政策学部に合格したばかりの18歳。小学5年生の時に原宿でスカウトされ、すぐにファミリーマート「霧島の天然水」CM出演が決まり芸能界デビューを果たした。
「葵は11歳の頃から芸能界にいるだけあって、18歳でも対応力がずば抜けて高いんです。NHKの朝ドラ担当チーフプロデューサーも『カメラテストでやった深刻なシーンでも、監督から“ちょっとでも笑いが入るなら笑わせて”と指示が入ると、頬をふくらませて、大きく笑わそうというわけではないが、それができる人』とエピソード語っていました。去年の3月には『NHKフレッシャーズキャンペーン2016』のイメージキャラクターに選ばれ、現役女子高生女優としておよそ3カ月に渡りテレビスポットを中心にお役立ち情報をナビゲートしていた姿は印象的でした。『NHKはこの子を大人の女優に育て上げようとしている』という意気込みを感じました」(テレビ誌ライター)
ドラマの舞台は明治の後半から第二次世界大戦直後の大阪。葵は「吉本興業」の創業者である吉本せいをモデルにしたヒロイン・藤岡てんを演じる。日本で初めて「笑い」をビジネスにした女性の生き様を、果たして葵はどのように演じるだろうか。