「全国から集まったクイズの猛者たちが『知力の壁』ともいうべき桁違いの頭脳を持つ東大生チームに挑み、史上最強の頭脳バトルを繰り広げる本物のクイズショー。メインMCはヒロミ」
この番組ガイドを見て全国のクイズファンは「え?」と目がテンになったという。
4月30日に始まる超高難度クイズ番組「東大王」の総合司会にタレントのヒロミが起用された。この思い切ったキャスティングにはテレビ誌編集者も首をかしげる。
「元不良のヒロミと日本最高学府の東大生という取り合わせには驚かされましたね。ヒロミ本人も『工業高校出の僕が東大王のMC、感慨深いものがある』とコメントを発表しています。ただ、クイズ番組を見る層とトーク番組を見る層は違うので、ヒロミのやんちゃキャラでクイズ好きが納得するような番組づくりができるのかは疑問。『さんまの東大方程式』のようなスタイルなら、まだわかりますが」
TBSでは20年ぶりのレギュラー復帰となるヒロミだが、2015年のカムバックから2年を経て、いよいよメイン舞台に返り咲いたかたちだ。
「芸能界をやめたきっかけは、親友の放送作家の死だと語っていましたが、売れて天狗になったヒロミの傲慢な態度がスタッフや共演者に嫌われていたのも事実。当時、レギュラー番組の数が急激に減ったのもそのため。その反省からか、復帰後は人あたりがよくなってスタッフにも随分気を遣うようになったとか。とんねるずやダウンタウンらお笑いのトップランナーと全方位で付き合えるところも、仕事が増えた理由でしょう」(芸能ライター)
しかし、そんなヒロミの粗暴な素顔を、B21スペシャルのミスターちんとデビット伊東は「ダウンタウンなうSP」(フジテレビ系)でこんなふうに語っていた。「ヒロミが目の前にいると喉がキューッとなってしゃべれなくなる」(ちん)、「何か失敗すると肩パンチが飛ぶ」(デビット)。
真面目な東大生へのツッコミがカツアゲに見えないといいが。