6月7日に都内で行われた映画「ボンジュール、アン」(7月7日公開)の会見に登場した樹木希林。主演のダイアン・レインとエレノア・コッポラ監督に花束を渡した。
同監督は「ゴッドファーザー」シリーズや「地獄の黙示録」などで知られる夫のフランシス・フォード・コッポラ監督や、娘のソフィア・コッポラ監督を支えてきたのだが、樹木は「私はエレノアさんのように夫に仕えておりません。50年近く別居しておりますので共感するところはちょっとないかもしれません」と実生活を語り、会場内からは笑いが起きた。
さらに樹木は過去にオノ・ヨーコにじっと顔を見つめられ「あなたはちっとも顔を直してないのね。素晴らしいわ。ハリウッドではけっこう(顔を直している人が)多いのよ」と言われたことを明かし、つかつかとエレノア監督のそばに近寄ると「あなたも直してないのね。見ればわかる」とニッコリ微笑んだ。
「樹木の一連の言動に、現場ではヒヤリとするとともに、『さすが樹木希林』『心臓強い!』『内田裕也が樹木希林を怖がる理由がわかった』といった驚きの声が広がりました。中には『日本にも多数いる整形女優に対する樹木流の当てつけだろう』といった声までありました」(映画誌ライター)
13年3月には「全身がん宣言」した樹木。その生きざまこそがロックと呼ぶに相応しいと言わざるをえない。