視聴率が落ち込んでいるフジテレビ。現在の凋落の原因として様々な理由があげられているが、そのひとつがスターアナウンサーの不在だ。
「80年代に中井美穂や八木亜希子らが人気を獲得し、テレビ業界でもいち早く女子アナのタレント化に成功したのがフジテレビ。その後も木佐彩子や内田恭子、高島彩、中野美奈子、平井理央など数えきれないほどのアイドル的アナウンサーを輩出し、彼女たちを見たさにファンがチャンネルを合わせたものです。しかしカトパンこと加藤綾子の退社以降、その流れがストップしていました」(業界関係者)
いまや週刊文春の“好きな女子アナランキング”にフジの女子アナは一人もランクインせず、ナンバーワンは日本テレビの水卜麻美アナに4連覇を許す有様。このようにめぼしい人材がいない状況でフジテレビでは、あるアナウンサーをスターにすべく画策しているという。
「山崎夕貴アナです。売れていない芸人との熱愛で好感度が急上昇しており、この流れを逃すまいと次回の編成で彼女を優遇することは確実でしょう。従来のフジテレビでは分かりやすい美人を重宝してきましたが、最近の女子アナは水卜アナやNHKの桑子真帆アナなど素朴で親しみやすいタイプが人気に。そのためこれまでは社内での注目度が低かった山崎アナに、スポットライトが当たった形です」(前出・業界関係者)
もともと老若男女を通じて好感度が高く、局員からの人気も高かったという山崎アナ。その彼女が夕方の報道番組「みんなのニュース」のキャスターに起用されるとの観測もある。果たしてフジの思惑は成功するのだろうか。
(浦山信一)