7月28日にスタートしたドラマ「あいの結婚相談所」(テレビ朝日系)で連ドラ初主演を務める山崎育三郎。ちょっと風変わりな元動物行動学者で准教授の藍野真伍を演じており、この藍野が所長を務める「あいの結婚相談所」は、入会金は200万円と高額だが、どんな依頼者でも「成婚率100%」がセールスポイント。その理由は、依頼者の行動や心理を、勝手知ったる昆虫の生態と重ねて読み解き分析するためなのだという。
「これはドラマというより“山崎育三郎ショー”です。山崎が番組制作発表会見で『自分がこれまでやってきた歌、ダンス、お芝居、派手な衣装を着る、そんな自分のすべてを出し切っております』といった言葉に偽りはなく、共演者からゲストまで、山崎以外の出演者はすべて山崎の添えもの。山崎が歌って踊り、ポーズをキメることで、前田美波里や鹿賀丈史といった大御所俳優をも完全に食っていますから、山崎ファンでなくとも一見の価値ありでしょう。調和を大事にしたナチュラルな演技をする若い俳優が多い中、山崎はただでさえ異質な存在。共演の高梨臨は山崎と同じ現場にいることで、女優としてひと皮むけるかもしれません」(テレビ誌ライター)
15年放送のドラマ「下町ロケット」(TBS系)に出演した頃は「安倍なつみの夫」と呼ばれていた山崎。おそらく不本意だったであろうその呼び名は、すでに過去のものとなったのではないだろうか。